今さら聞けないCSV(共通価値創造) 環境、社会の課題を解決し、同時に利益をあげる経営戦略とは
「CSV」とは、「Creating Shared Value」の略で、日本語では「共通価値創造」と訳されています。企業が事業を通じて社会的な課題を解決することで、「社会的価値」と「経済的価値」を両立させるという考え方です。これは、2006年にアメリカの経営学者マイケル・ポーター教授が唱えた「経営戦略」のフレームワークです。CSR活動を、企業の利益も生み出す活動として捉え直した点が、従来の考え方との決定的な違いです。事業成長に明確に寄与する戦略であることから、さまざまな企業が取り組みを見直すきっかけになりました。