SNSを活用したプロモーションは、年々進化を遂げています。これからSNSでプロモーションを行うに当たり、企画を検討している方は、ぜひ今年2024年のプロモーショントレンドを押さえておきましょう。

数あるトレンドのうち、「ユーザー参加」「エンゲージメント向上」「AI」の3つを軸に概要と事例をご紹介します。

SNSプロモーショントレンドの3つのキーワード

(1)ユーザー参加

近年、Webプロモーションではユーザーが自らアイデアや写真の投稿、クイズへの回答、ゲームなどを通じて参加できる設計が多く見られます。

参加することによる体験を通じて商品やブランドの認知および継続的な関係構築をめざすユーザー参加型プロモーションは、2023年にも多くの企業が実施しました。

特にSNSはユーザーが日頃から利用するメディアであるため、参加型プロモーションに最適といえます。

例えば、「#(ハッシュタグ)を付けて投稿すると企業からフィードバックが受けられる」「リツイートや『いいね』をするとプレゼントキャンペーンに応募できる」などが挙げられます。

ユーザー参加型のプロモーションは、ユーザーの当事者意識を高めます。また特典やプレゼントを付与することで、より参加意欲を引き起こすことができます。

(2)エンゲージメント向上

エンゲージメントとは、「婚約」や「契約」などを指し、顧客マーケティングの分野では「顧客(カスタマー)エンゲージメント」と呼ばれており、企業と顧客の信頼関係を意味します。

SNSプロモーションにおいても、ユーザーとのエンゲージメントを向上させる仕掛けを施すケースが増えています。

エンゲージメント向上のためにはさまざまなアプローチ方法があります。

例えば、チーズを販売する食品メーカーが「チーズ愛」をSNSでユーザーにコメント投稿してもらうといったことが考えられます。これにより、商品やブランドへの親しみが増し、エンゲージメント向上につながります。

最近では企業のSDGsへの取り組みを発信し、ユーザーの深いところでの共感を得るといったアプローチも日常的なSNS投稿を含めて行われています。

エンゲージメントの効果は、ユーザーからの「いいね」やコメント、シェア数などを数値化し、エンゲージメント率として表すこともあります。

(3)AI

OpenAI社による生成AIであるChatGPTが世界的に注目されて以来、他の類似サービスも増え、ビジネスに生成AIを活用する企業が増えています。

プロモーション分野にも生成AIを活用する動きが見られます。SNSの日頃の投稿文や広告文言、キャンペーン投稿の文などを生成AIに作成してもらい、草案とする試みは典型的な利用方法です。

その他、SNSキャンペーンに利用するユニークなケースも生まれています。最新かつ話題の技術を利用することで話題性やコンテンツの面白さを訴求できます。

SNSプロモーショントレンドの事例紹介

「ユーザー参加」「エンゲージメント向上」「AI」の3つのSNSプロモーショントレンドの要素が含まれている事例を3件ご紹介します。

どのような効果が生み出されているのか確認していきましょう。

[事例1] 新製品名のクイズキャンペーン

家電メーカーBALMUDA(バルミューダ)は、2023年10月に発売された「BALMUDA The Plate Pro」について、同年9月に新製品の名前を当てた人に抽選で新製品をプレゼントするというInstagramキャンペーンを実施しました。

ユーザーはバルミューダ公式アカウントをフォローした後、「BALMUDA The ○○」の伏せ字にされた部分を予想し、答えをコメントに記載して応募。後日、正解した3名が選ばれ、製品が贈られます。

穴埋め形式のクイズとプレゼントの豪華さという思わず参加したくなる仕掛けにより、最終的に1,000件以上のコメントが集まり、新製品への注目を集めました。

フォローを条件としていたため、フォロワー獲得にもつなげています(※)。

このキャンペーンは「ユーザー参加」と「エンゲージメント向上」のトレンド要素を含んでいます。クイズで楽しませるのに加えて、シズル感のある画像や豪華なプレゼントのインセンティブが加わってユーザーのエンゲージメントはさらに高まったことでしょう。ブランディングにもつなげている巧みな設計のキャンペーンといえます。

(※)各SNSではガイドラインなどでフォローや「いいね」などに対する直接的な報酬をユーザーに与えることを禁止していることがあります。十分注意して実施してください。

※本事例は、当社支援実績ではありません。

[事例2] 「きょう誕生日なんです」のリツイートで花束が届くXキャンペーン

フラワーギフトを提供する花キューピットは、毎日、誕生日当日の朝(0時から10時)に花キューピットのX(旧Twitter)アカウントをフォロー・リツイートした人の中から、抽選で1名に当日中にバースデーフラワーを届けるキャンペーンを行っています。

花ギフトをもらうことの嬉しさを体験して欲しいとの思いで実施しており、2022年1月のスタートから、2023年8月には応募件数100万件を超えました。


バースデーフラワーのイメージ

応募者および当選者からは喜びの声が多数寄せられています。

応募者のコメント例

「自分の誕生日がきたらリツイートしようと決めていました!お花で祝ってもらった経験がないので、届いたらとても嬉しいです」

「誕生日になったらこの企画に参加するんだと楽しみにしていました」

このキャンペーンには誕生日当日に応募すると無料で花束が届くという「ユーザー参加型」の要素と、「もらって嬉しい」体験を通じて「エンゲージメント向上」につなげているという2つのトレンド要素が含まれています。

実施側にとっては工数やリソースを要することですが、その企業努力がユーザーへのインセンティブとなり、ユーザーからの信頼獲得につながっていると考えられます。エンゲージメント向上の好例といえます。

[事例3] 画像生成AIを活用したX(旧Twitter)キャンペーン

不動産情報サービスなどを手掛けるLIFULLは、公式X(旧Twitter)アカウントをフォロー&リポスト(リツイート)すると、ランダムで1枚、多様な女性タレントとメッセージが組み合わさった画像が届くSNSキャンペーンを実施。抽選でAmazonギフトカードやオリジナルグッズとしてパズルが当たる仕組みです。

既成概念にとらわれない、多様な人の多様な生き方をサポートしたいというコンセプトを伝えるために、人が想像できない画像を生成できるAIを活用し、10,000種類もの生き方について女性タレントをモデルに制作しました。本キャンペーンは企業ブランドの価値向上を目的としており、AIで生成した画像と合わせてコーポレートブランディングのメッセージである「○○しなきゃ、なんてない。」を届けることでブランディングにつなげています。

キャンペーン実施後、応募総数約6万件と多くの反響があり、大きな話題となりました。

このキャンペーンには「ユーザー参加型」と「エンゲージメント向上」と「AI活用」のすべてのトレンド要素が入っています。特に生成AIのような先端技術を巧みに活用しながらエンゲージメント向上につなげるためには工夫が必要です。この事例では訴求したいコンセプトと深く結びつけており、その綿密な設計により、ユーザーの感動を呼ぶまでに至っています。ただ先端技術を使って惹きつけるだけのキャンペーンにとどまっていない点は参考になります。

まとめ

SNSのプロモーショントレンドのキーワードとして、「ユーザー参加型」「エンゲージメント向上」「AI活用」を取り上げました。いずれもユーザーの高い関心を集めるテーマといえます。ぜひ今年のプロモーション企画の参考にお役立てください。

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ぜひSNSプロモーションをご検討の際にはご相談ください。

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