(右)グローバル ゴルフ メディア グループ株式会社「ALBA」編集部 アルバトロス・ビュー編集長 園山隆文氏と(左)「Waccas」担当者の共同印刷株式会社 情報メディア事業部 阿部孝裕

「ALBA」では、講師キャスティングプラットフォーム「Waccas(ワッカス)」を活用して、「マナー」や「ファイナンシャルプラン」など多様なジャンルの専門家をマッチングした記事を編集されています。
これまでとは目先の変わった切り口は読者からの評判も上々で、今後は、媒体を活用したプロモーション展開にも「Waccas」のリソースを活用していきたいとお考えです。
今回は、「Waccas」ユーザーである、グローバル ゴルフ メディア グループ株式会社「ALBA」編集部の園山隆文編集長に、「Waccas」の評価と、今後さらに期待するところについて語っていただきました。
講師キャスティングプラットフォームを使った、新たなマーケティング手法のヒントがあります。
〈ファシリテーター〉HintClip編集長 杉山 毅

ALBA(アルバトロスビュー)
「明日のゴルフ」に役立つ情報満載!雑誌版・デジタル版
発売日:[雑誌版]第2,4木曜日 [デジタル版]紙版の1週間後に発売
https://www.alba.co.jp/

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アマチュアゴルファーに欠かせないレッスン誌「ALBA」。
レッスン情報があふれる今、“トータルで楽しいゴルフライフを創造”する雑誌に

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杉山:「ALBA」は非常に歴史のあるゴルフ誌ですが、どのような編集方針で誌面づくりをされているのですか。
園山編集長:ゴルフ誌のなかでも“レッスン誌”という位置づけで従来からやってきました。一昔前は、今と違ってアマチュアのゴルファーがレッスンの場を手に入れることは難しく、ティーチングプロなどに結構なレッスンフィーを払って習うなどの方法しかありませんでした。そういう時代に創刊したため、雑誌にさまざまなプロのレッスン記事が載っているということもあり、「ALBA」は大ヒットしました。
30年以上たった今では、YouTube動画やスクールもたくさんありレッスンの場にすぐにアクセスすることができるので、ティーチングプロの存在も身近になっています。
我々のレッスン誌としての立ち位置をどうしていくべきかと考えた時に、一つのキーワード として“ビジネスマンにおけるマストメディア=日本経済新聞”のような存在になるというのを掲げました。「ALBA」もゴルファーにとってそういう存在になれないかと考えたのです。ちまたにはネットをはじめさまざまな情報があふれていて、正しいレッスン、正しくないレッスンが混在しています。そこで、「ALBA」を読んでおけば間違いない、レッスンのトレンドもわかるし自分に合うレッスンも必ずそこにある、という存在になろうというのが当誌の基点です。
しかし、今はネットやSNSにレッスンの情報があふれている時代ですから、レッスン記事だけでは弱い。そこで、ゴルフのプレーに付随するゴルフライフの楽しさをトータルで演出するガイドといった立ち位置も作っていこうとしてきました。 “トータルで楽しいゴルフライフの創造”に「ALBA」が寄与できればと思っています。

類似したマッチングサービスでは満足できませんでしたが、
「Waccas」で見つけた先生の記事はいきなりヒット

山田真紀「ゴルフも仕事もマナー紳士」レイアウト.jpg山田真紀先生の「ゴルフも仕事もマナー紳士になろう」を5ページで掲載。

杉山:なるほど。そういうコンセプトから、ゴルフ場でのマナー記事やファイナンシャルプランナーの先生をアサインした記事が生まれたのですね。
園山編集長:そうです。「Waccas」を活用した最初の記事が、ゴルフ場でのビジネスマナーの記事です。読者からの評判はとても良かったです。
杉山:本当によくできた記事ですね。“接待のお客さまがミスショットを連発したときはどうするか”という問いで、“自分もミスショットを打つ”という答えなどはリアルですよね。
園山編集長:「Waccas」でキャスティングした人材育成コンサルタントの山田真紀先生はゴルフをされる方で、ビジネスゴルフの相当深いところまでご存知でした。これは「Waccas」がベストマッチを生み出してくれたおかげです。
実は、「Waccas」を知る1年ほど前に、類似した専門家のマッチングサービスの売り込みがあり、すぐに使ってみたんです。あるテーマを設定し、専門家探しをしたのですが、まったくヒットしない。テーマを変えていくつも試しましたが、全然だめでした。サービスのコンセプトは素晴らしくても、中身が全然追い付いてなかったんですよね。「Waccas」を知った時も正直、また同じパターンかなと、心配もありました…。ところが今度はいきなりビンゴのマッチングをしてもらえました。それが山田先生です。
杉山:うまくいかなかった類似サービスと「Waccas」では何が違いましたか。
園山編集長:プラットフォームの機能的な差異はさておき、やはり、「Waccas」に登録されている先生の数がけた違いに多いこと、そしていずれもレベルが高いプロの講師が応募してくれたことです。
当編集部として専門性の高い記事編集の依頼だったので、その点は非常にありがたかったです。
杉山:そうかもしれないですね。「Waccas」は、15,000件を超える習いごと教室の先生やフリーランスで講師をされている方のデータベースと連携させていますし、プロ意識というところでも一定以上のレベルを担保できていると思っています。
園山編集長:こちらの要望にマッチした専門家が、短期間で何名も見つかるという結果に、とても満足しました。

専門家探しの手間が大幅に減るだけでなく、
登録している先生方のクオリティも高い。だからよい記事になる

講師キャスティングプラットフォーム「Waccas」の仕組み

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https://www.kyodoprinting.co.jp/lp/waccas/

園山編集長:一昔前は、専門家に何か書いてもらったり、取材しようとすると、本人と直接話せるまでかなりの手数がかかりました。やっとコンタクトが取れても断られることも当たり前です。基本的には一本釣りなので、同時にいろいろな先生にあたるというのは難しく、結局、馴染みの先生や狭い範囲の人選に収まっていました。
ところが、「Waccas」なら、こちらが条件付けした後は「より取り見取り」ですし、単に人探しの効率が上がるだけでなく、先生のクオリティについても担保されています。
杉山:約300種類の豊富なジャンルの方が登録するキャスティングプラットフォームで、先生方は仕事の依頼を期待していますから、自分のセールスポイントはとても丁寧に書いてくれています。
園山編集長:趣味の欄に「ゴルフ」と書いてある方も多くてとても助かっています。我々はゴルフ誌なので、例えば「ゴルフ×食事」とか「ゴルフ×眼科」など、「ゴルフ×専門性」というテーマで人を探しているわけです。以前は、専門家の方にコンタクトが取れてから“ゴルフはされていますか?”とか“興味がおありですか?”と尋ねていたのですが、“全然興味はありません”となった瞬間のこちらのガッカリ度はかなりのものでした。
「Waccas」の場合、最初にオファーを出す際に“食の専門家、ゴルフがわかる”など、複数の条件付けができ、手を挙げた何人もの講師が詳しいプロフィールや実績を送ってくれます。企画のコンセプトなどが立てやすく、非常にありがたく満足しています。

記事制作だけでなく、タイアップ広告、マーケティング、イベントなど「ALBA」の可能性がいろいろな方向に広がる

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園山編集長:当誌はゴルフに付随する「旅」や「食」や「健康」なども含めたゴルフライフを演出するという立ち位置ですので、今後はどんどん幅を広げていきたいと思っています。タイアップ広告にしても従来ゴルフギアとか、ウエアや車などが多かったですが、「Waccas」を活用すれば、編集記事のジャンルだけでなく、もっと多様なジャンルの商品や業界とのタイアップも可能になると思っています。
杉山:「Waccas」の活用例としては、サンプリングやモニタリングなどのマーケティングサービスもあります。複数の教室の生徒さんたちに使ってもらって、アンケートを回収し、その結果を利用して商品を開発することもできます。
園山編集長:例えば、「ALBA」ブランドのオリジナル商品を開発して、読者のなかで手を挙げてくれた人に使ってもらったりするアイデアもありですね。リアルの商品体験イベントなどを開催してもいいかもしれない。
当誌では、ゴルフギアの評価など、「ティーチングプロ100名に聞きました」というような記事も得意としていて、これは反響がかなりあります。一人の意見ではなく、一定規模のグループの総意です、というような記事は読者に刺さるのです。ただ、それを一人ひとりのモニターに電話して回答を聞いてというのでは大変です。「Waccas」のサービスを活用できれば、可能性は大きいですね。

読んだら終わりの雑誌、という媒体の枠から脱出し、
ほかにはない新しいビジネスと価値をつくっていきたい

杉山:「Waccas」で、料理やストレッチ、ヨガなど10種類ぐらいのジャンルで、ゴルフが趣味の先生を集めて「ALBA」アンバサダーをお願いする。つまり応援隊のようなコミュニティを作るのも面白いかもしれません。
園山編集長:それは、面白そうですね。
「ALBA」では、本誌につける「付録」があります。例えば腰痛や肩こりなどに効くストレッチゴムやツボを圧迫する棒、プロテインの粉末などの「付録」をつけて、「オンラインイベントに参加すると、専門家の先生から、付録の有効活用法を教えてもらえます。」とか。
先生やほかの読者とリアルタイムでつながり、双方向でやりとりができたら、仲間もできるし、ゴルフライフをより楽しくできますよね。
杉山:「付録」というのは、良いアイデアですね。ユーザーに直接送るのは配送コストが大変ですが、出版流通を使えば、本誌に同梱した状態で書店、コンビニに配本される。低コストで広範囲な配布が可能ですね。
園山編集長:そうなんです。我々も、読んだら終わりの媒体からもう脱出したいところです。まだまだ思い付いていないことはたくさんあると思うので、こうやってお話ししていると、いろいろ新しいものが生まれてくる気がします。
杉山:今後も「ALBA」の新しい媒体としての機能の拡張にむけて、「Waccas」が役立つことを期待しています。お忙しいところ、本日はありがとうございました。

グローバル ゴルフ メディア グループ 株式会社

ALBA編集部 アルバトロス・ビュー編集長

園山 隆文

2005年 グローバル ゴルフ メディア グループ 株式会社 入社。 入社動機は「スポーツ雑誌の編集がしたい」から。ゴルフ未経験ながらALBA編集部へ配属される。以降、ゴルフレッスン、ギア、漫画など、さまざまなページの編集を担当。 2019年より編集長。ゴルフの腕前は、ザ・アベレージ。


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講師キャスティング プラットフォーム Waccas (ワッカス)


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