近年、ギフト市場が盛り上がるなか、マーケティング施策にギフトをかけあわせる手法が多く取り入れられています。顧客との関係構築・維持、拡大のためにインセンティブを提供するなどの取り組みです。
今回は、ギフト市場の状況や、ギフトをマーケティングに取り入れる効果やトレンド、押さえておくべきポイント、動画ギフトをキャンペーンなどで効果的に活用する方法をご紹介します。
1. 進化するギフト市場~ソーシャルギフトの活発化
国内ギフト市場は、近年、成長を続けており、特に若年層の間でソーシャルギフトが注目されています。ソーシャルギフトとは、受け取り主の住所を知らなくても、SNSやメールなどを通じて気軽にギフトを贈ることができるサービスです。
そのギフトの内容は、物品のみならず、ギフトコードや電子マネー、ポイント、商品引換券などのデジタルギフトも含みます。
ソーシャルギフトは、コロナ禍前には企業による販促利用が進んでいましたが、コロナ禍により非対面による贈呈が求められたことで、個人間での利用が活発に行われるようになりました。百貨店やカタログギフトを取り扱うECサイトも導入するようになり、一般化しています。
「ギフト」にまつわるPRは年々増加傾向
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」で2025年に配信されたプレスリリースに登録されたキーワードのうち、「ギフト」は年々、増加傾向にあることがわかっています。
「プレゼント」というワードと比べて、「ギフト」は年々、特徴的に増加しています。

プレスリリースにおいて「ギフト」という言葉が増えていることから、消費者の需要も高まっていると予想できます。
また総務省による平成26年度の情報通信白書によれば、スマートフォンの保有者のほうが、未保有者と比べて、ソーシャルギフトの利用と関心が高いことがわかっています。
スマートフォンを利用して手軽に送り合えるデジタルギフトは、現代のスマホ時代に合っているといえます。
デジタルギフトの認知と利用が高まっていることを背景に、マーケティング施策を実施する際には、「ギフト」という視点を盛り込むと注目度が上がりそうです。
2. ギフトマーケティングの効果

近年はすでに、マーケティングの一つの潮流として「ギフト」要素を取り入れる「ギフトマーケティング」があります。
ギフトマーケティングとは?
ギフトマーケティングとは、ギフトを通じて体験価値を提供し、顧客との関係を強化することで、顧客のファン化やロイヤルティ(忠誠心・愛着心)の向上を促す取り組みです。
ただインセンティブを付与するだけではなく、長期的にコミュニケーションを取るために効果的な施策を継続的に行っていくことが求められます。
ギフトマーケティングの効果
ギフトマーケティングには次のような効果が期待できます。
- ・顧客との信頼関係が深まる
- ・長期的な関係を構築すれば、ロイヤルティ向上につながる
- ・オンラインを通じたデジタルインセンティブで利用を促進できる
ギフトを提供するだけで、顧客は嬉しいと感じ、愛着が生まれます。その後も継続的にフォローすることで、顧客との長期的な関係を築くことができ、顧客をロイヤルカスタマーに進化させていくことができます。
またギフトマーケティングは近年、スマートフォンやデジタルギフトの普及によりデジタルインセンティブをオンラインを通じて提供することができるようになっています。顧客はスマートフォンでギフトコードなどを入力することで手軽に利用できるので利用が促進されます。
3. ギフトマーケティングのトレンド

ギフトマーケティングは近年、次のようなトレンドがあります。施策を行う際には、押さえておきましょう。
体験型ギフト
体験型ギフトとは、体験を伴うギフトを提供することを意味します。特に今後の消費活動の中心となるといわれているZ世代は、「物」よりも体験価値を重要視して消費活動を行う傾向があります。そのため、企業がギフトマーケティングを行うときに、体験価値を重視してギフトとして提供することは有効といえるでしょう。
例えば、Z世代の間で活性化している「推し活」に関連するイベントへの招待やグッズの提供など通じて、体験価値を提供します。また、オンライン上でもVR(バーチャルリアリティ)ライブやメタバース上でのイベントなどを通じて、体験型ギフトの提供も可能です。
パーソナライズドギフト
個々人のニーズやインサイトを各種データから読み取り、マーケティング施策に反映する取り組みが進んでいますが、それをギフトに応用する取り組みもあります。例えば贈る相手によって最適なコンテンツを出し分けるパーソナライズドギフトがその代表例です。
デジタルインセンティブ
オンラインによるデジタルインセンティブの付与も注目されています。ECサイトや店舗で利用できるデジタルクーポンやポイントなどの付与はもちろんのこと、「動画ギフト」も注目されています。
動画ギフトは、動画によるメッセージやストーリー仕立ての映像を贈ることにより、贈る相手にインパクトを与え、サプライズ感をもたらすものです。テキストのみや静止画よりも、高い体験価値を提供できます。
サステナブルギフト
Z世代は、サステナビリティや環境配慮といった社会問題への関心が高いといわれています。そのため、環境に配慮したギフト向け商品を開発・販売することも一案です。消費者にとって、購入して贈る行動そのものが社会貢献になります。
これらのギフトマーケティングのトレンドを踏まえて施策を検討すれば、より現代の消費者のニーズを満たすことができるでしょう。
4. ギフトマーケティングで押さえておくべきポイント

ギフトマーケティングを成功させるために、押さえておくべきポイントをご紹介します。
「体験価値」を重視する
先述の通り、ギフトマーケティングは、ただ単に「物」を提供するための取り組みではありません。顧客にサプライズや特別感などの体験価値を提供することを通じて、満足度やロイヤルティを高めることが目的です。
あくまで顧客に優れた体験を提供しながら、関係強化のためのコミュニケーションを重視しましょう。
ターゲットに応じたギフトを検討する
提供するギフトは一律ではなく、ターゲットに応じて変えることで、より最適なギフト提供が可能になります。そのためにはターゲットをセグメントし、グループごとのニーズやインサイトを分析した上で、真に喜ばれるギフトを提供することが重要です。
インスタントウィンキャンペーンとの併用でタイパ訴求する
インスタントウィンとは即時抽選のキャンペーンのことをいいます。例えばX(旧Twitter)などで応募キャンペーンを行う際に、その場で抽選を行い、当選か落選かを即時でユーザーに伝えます。すぐに結果がわかることから、タイムパフォーマンス(タイパ)が良く、若年層に人気があります。
このキャンペーンとギフトマーケティングを併用することも顧客を惹きつけるのに有効といえるでしょう。例えば即時抽選で当落結果を伝えた後、当落に関わらずオンラインゲームを無償提供するなどが考えられます。
ロイヤルティ向上をめざす
先述の通り、ギフトマーケティングの効果の一つにロイヤルティ向上があります。この効果を出すには、1回限りのギフト提供で終わらせない長期的な関係構築やファン化を進めることが必要です。ポイント蓄積数に応じてインセンティブを段階的に高めるマイレージキャンペーンなどがおすすめです。
5. 動画ギフトで体験インセンティブ!「OneDouga for デジタルギフト」の活用術

ギフトマーケティングの実践例として、共同印刷の提供する「OneDouga for デジタルギフト」を活用する方法をご紹介します。
「OneDouga for デジタルギフト」とは?
「OneDouga for デジタルギフト」は、動画を通してデジタルギフトを配布できるサービスです。デジタルギフトを効果的かつ魅力的に届けることができます。
本サービスでは、デジタルギフト付き動画URLを発行することが可能です。
例えば、Xの企業公式アカウントにリツイートすることで応募できるキャンペーンを開催した際には、次の流れで展開できます。
- 1)応募ユーザーにメールやDMでデジタルギフト付き動画URLを送付する。
- 2)ユーザーが動画のリンクから動画視聴ページにアクセスする。
- 3)ユーザーが動画を視聴する。
- 4)動画の視聴後に、動画を評価する画面が表示され、ユーザーが動画を評価する。
- 5)SNS認証を通じてデジタルギフトを付与する。
デジタルギフト付き動画URLはリアルタイムで生成することもできます。その場合は、次の流れで展開できます。
- 1)ユーザーが会員登録のメールフォームに必要事項を入力して送信する。
- 2)送信完了後のページで動画のリンクを表示させる。
- 3)ユーザーが動画を視聴する。
- 4)動画の視聴後に、動画を評価する画面が表示され、ユーザーが動画を評価する。
- 5)デジタルギフトを付与する。
「OneDouga for デジタルギフト」の活用術
「OneDouga for デジタルギフト」は、次のようなさまざまな用途で活用できます。
・キャンペーン当選者へのインセンティブとして
キャンペーンを実施した後、当選者に対してインセンティブとして動画を視聴してもらいます。手軽にオンライン上でインセンティブを配信できるので、ユーザーも動画を通じて特別感を抱くことができるでしょう。
・体験型ギフトの提供
動画を通じて体験を提供することも可能です。例えば、推しの動画を特別にプレゼントすることで、「推しの動画を見て楽しむ」という体験価値を提供できます。
・動画視聴の効果測定
OneDouga for デジタルギフトでは、動画を最後まで視聴したかどうか、また動画の評価などを通じて効果測定が可能です。従来では計測できなかった測定が可能になれば、今後のマーケティング施策や商品開発などに生かすことができます。
詳細はサービスページをご覧ください。
6. まとめ
「ギフト」というキーワードは、マーケティング領域において注目が高まっているものの一つです。今後はデジタルギフトと共に、より贈る相手にパーソナライズドされた特別感のある体験価値を提供することが有効になっていくと考えられます。
ギフトマーケティングに取り組む際には、共同印刷の「OneDouga for デジタルギフト」が、優れた体験価値となる動画ギフトを提供する環境をサポートします。
【出典】
■矢野経済研究所「ギフト市場に関する調査を実施(2024年)」
■PR TIMES「AI・万博・人手不足…ニュースでよく見たキーワードが勢揃い!企業発表トレンドから振り返りと未来予想を分析」
■総務省「平成26年度版 情報通信白書」
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