〔ダウンロード資料あり〕 ニューノーマル時代のデジタルトランスフォーメーション(DX) 販促物管理の課題を一挙に解決するクラウドソリューションとは
新型コロナウイルスの影響や働き方改革でテレワーク導入が進むなか、販促物管理の領域でも従来の課題解決と共に、より一層デジタル活用による効率化が求められています。販促物管理業務を効率化してビジネスモデルを改革するためには、自社の既存システムを見直し、物流クラウドソリューションを利用することが一つの有効な手段となります。
そこで今回は、物流クラウドソリューションによる販促物管理・物流管理の課題と改善方法ご紹介します。
1.デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
近年、企業を取り巻く状況は激しい変化の渦中にあり、データやデジタル技術を活用した顧客対応やビジネスモデル変革が求められています。現場の業務そのものも変革を求められており、新しいデジタル技術活用が国レベルで推進されています。
経済産業省が2018年にまとめた「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」では、デジタルトランスフォーメーションは次のように定義付けられています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
端的に言えば、デジタルトランスフォーメーションは、新しいデジタル技術を用いて、業務や組織を変革し、社会や企業の課題を解決することで競争に勝っていくことを指します。
現在、業種、業界問わずデジタルトランスフォーメーションが求められるなか、物流・倉庫業界でも、商品在庫や発送管理をシステム化したり、AIを導入したりする動きが進展しています。
2.販促物管理・物流管理の現状
販促物の物流・倉庫業界における業務改革においてデジタルトランスフォーメーションを推進していくとすれば、現状、どのような課題があるのでしょうか。
よくあるのが、膨大な種類のカタログやPOPなどの販促物の管理が煩雑という課題です。販促物の管理が煩雑になる大きな要因として、販促物を制作して支給する側の「本部」と、販促物を使う側の「拠点」が物理的に離れていて、拠点数や販促施策件数が多いことが考えられます。
例えば、販促物の注文をFAXやメールで行っていると、細かな情報が共有しにくく、電話で確認をするような無駄な手間が発生しがちです。
また、在庫管理がExcelなどのアナログで行われている場合は、現場の状況とのタイムラグが発生してしまい、拠点が販促物を使いたいときに在庫がなかったり、本部から必要以上の販促物が送られてきたりといったコミュニケーションロスによる問題も生じます。
このように、多種多様な販促物を多くの拠点に配布する業務の管理がアナログでは、本部は拠点ごとの使用実績や活用状況が把握できず、販促費を効果的に使うこともできません。
特に現在は新型コロナウイルスの影響や、働き方改革の取り組みなどで、テレワークが増えおり、本部も拠点もマンパワーが不足しているという課題があります。
3.販促物管理・物流管理の課題整理と改善方法
これらの本部と拠点のコミュニケーションや管理コストをはじめとした販促物管理・物流管理の課題は、デジタルトランスフォーメーションにより、次のように改善できると考えられます。
(1)本部と拠点のやりとりのスマート化(業務プロセス改善)
販促物の注文から発送、納品までの業務プロセスをシステム化します。これにより、本部と拠点のコミュニケーションロスを減らし、事務処理を迅速化し、納品間違いを削減します。
(2)在庫管理のスマート化(欠品と過剰在庫の軽減)
業務プロセスだけでなく、販促物の在庫管理についてもシステムで一括管理します。これにより、本部が倉庫と拠点の在庫量を常に正確に把握できるため、販促物の作り過ぎや、拠点が使いたいときに「在庫切れ」といった事態を防ぐことができます。
(3)販促費管理のスマート化(拠点ごとのコスト管理)
販促物管理のシステム化により、コスト面も改善できます。拠点ごとの、各販促物の使用量や評価を集計し、販促費の無駄をなくすことで、販促物管理やコスト管理の最適化が可能になります。
(4)ウィズコロナ・働き方改革への対応
本部、拠点それぞれについて、(1)~(3)までのようなシステム化を推進することにより、テレワークの在宅での販促物管理・物流管理を実現させ、コロナ対策とともに人手不足にも対応することが可能になります。
4.物流クラウドソリューションによる課題解決
これまでご紹介してきたシステム化による課題解決策をすべて同時に行えるのが、物流クラウドソリューションです。
●物流クラウドソリューションとは
物流クラウドソリューションとは、本部と拠点、物流と倉庫をクラウドによって結び、在庫・物流管理を一括で行うシステムです。近年、販促物の受発注や管理、物流工程の効率化のために、多くの企業で導入されています。
●物流クラウドソリューションのフロー図1:物流クラウドソリューションのフロー図
(1)営業拠点の販促担当者による販促物申請
必要な販促物を営業拠点の販促担当者が、自身のPCから申請します。
【Point】PCから簡単・手軽に注文できるので、場所を選ばず申請できる。テレワークにも対応可能。
(2)本部の販促物管理者による各拠点の申請・発送の統括管理
各拠点からの申請を承認し、発注をして発送依頼を物流・倉庫会社へ指示します。
【Point】各拠点からの申請・発送が効率化し、管理もしやすくなる。PC操作だけで可能なので、場所を選ばずテレワークでも対応可能。
(3)物流・倉庫会社による入庫・配送・在庫管理
本部から発注を受けた物流・倉庫会社は、営業拠点へ効率的で正確な入庫・配送・在庫管理を行います。
【Point】クラウドシステムにより、物流・倉庫会社と一体化した在庫・配送管理が可能になり、在庫数管理や配送指示などの業務負担を軽減できる。
【Point】販促物配送手続きが短縮化され、各拠点の担当者はスピーディに販促物を入手できる。
5.物流クラウドソリューション“LOGISMART”とは
こうした販促物の在庫管理と物量管理をスマートに実現する物流クラウドソリューションに、共同印刷の「LOGISMART(ロジスマート)」があります。
「LOGI SMART(ロジスマート)」はカタログやリーフレット、POP、什器などの多品種の販促物や帳票類の発注および配送依頼、配送、管理業務を“見える化”して効率化を推進します。
図2:LOGISMARTのフロー図
●“見える化”による5つの強み
LOGI SMARTは、“見える化”という特長が生み出す、次の5つの強みがあります。
(1)柔軟な受発注システムにより、注文から発送までをスマートにワンストップ化
Webさえあればすぐに使えるクラウド型受発注システムは、シンプルでわかりやすい操作画面で、誰もが直感的に操作できます。また、一括発注・予約発注など柔軟な方法で注文ができます。さらに、システムのカスタマイズも可能で、お客さまのご要望に対応した最適なソリューションを提供します。
(2)オンデマンド製造による小ロット対応
発注を受けてから、当社にてオンデマンド製造を行えば、無駄な発注がありません。さらに廃棄コストの削減と環境への配慮を両立できます。
(3)在庫管理機能・物流機能による在庫ロス・破棄ロスの軽減
さまざまな販促物の在庫管理を、当社ならではの印刷加工・物流・システムの一体化で実現し、在庫ロス・破棄ロスを削減します。
(4)在庫管理機能・物流機能による配送間違い・配送遅れの軽減
配送のオートメーション化により、配送の間違いや遅れを減らします。
(5)アンケート評価機能によるプロモーション効果の分析が可能
販促物使用後、本部から拠点にアンケートをとり、販促物の評価やプロモーション効果の見える化による最大化を支援します。
6.まとめ
デジタルトランスフォーメーション(DX)が、あらゆる業界でも求められるなか、販促物管理・物流管理の課題解決にも、システム化が最適解です。
さらに、ウィズコロナや働き方改革によるテレワーク化を受け、場所やユーザー問わずに業務に対応し、生産性を下げないためには、全フローを効率化し一元管理を可能にするクラウドソリューションなどの導入が有効です。
販促物管理や物流におけるコミュニケーション円滑化や統括管理、コストなどの課題解決には、当社の「LOGISMART」により“見える化”することが近道となります。
新たなソリューションの導入、あるいは既存システムの見直しを検討されているご担当者に向けて「LOGISMART」の詳しい情報を、ダウンロード資料にてご提供しています。ぜひご覧ください。
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