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近年、デジタルサイネージといえば、ビジュアル広告や商品の告知、インフォメーションなどによく使われています。町中でも当たり前のように存在するようになりました。そして今、次なる展開として、スマホアプリなどとの連携により、新たな可能性が見えています。
■新しい技術を活用した販促活動
デジタルサイネージ、VR、ARなど、昨今、新しい技術が続々登場しています。販促にかかわる人にとっては、興味深い分野ではないでしょうか。実際、販促活動への活用も増えています。
なかでも、デジタルサイネージはそのビジュアル的に認知しやすく、インパクトがあるため、販促でも大型ビジョンや駅の柱などの広告、商業施設における商品販促や、キャンペーン告知などに広く使われています。
■注目の「デジタルサイネージ×スマホ」
最近では、デジタルサイネージとスマートフォンを連携させる活用法が注目されています。
例えば、次のような例です。
●スマホで詳細情報を見せる!
デジタルサイネージに表示されている店舗や施設の案内を、もっと詳しく知りたいと思ったお客さんが、デジタルサイネージに今、表示されている情報の詳細情報を、自分のスマホで確認することができます。これにより、自分の知りたい情報を取り出すことができ、店舗側も無人で個別の応対が可能になります。
●SNSと連携させる!
InstagramなどのSNSと連携させる方法です。店舗の公式Instagramに投稿された写真が、店内のデジタルサイネージに即反映されるしくみをつくることで、キャンペーン時などにユーザーへ参加意欲をわかせることができます。
●スマホをリモコン代わりにしてスロット操作&プレゼント
デジタルサイネージでゲームをプレイさせるという方法です。例えばお客さんが、自分のスマホでデジタルサイネージのスロットゲームを操作し、自由に遊ぶことができます。「ゲームに勝てば賞品や特典を提供」などのキャンペーンを行えば参加促進にもつながります。
■デジタルサイネージ×スマホの社会貢献への可能性
デジタルサイネージとスマホをかけあわせる方法は無限大といえます。今後もますますそのアイデアは増えていくことでしょう。
このような中、ただ興味を惹きつけたり、情報を提供したりする使い方だけでなく、もっと生活者が便利になる、社会的な生活ニーズに合った使われ方が登場しているのをご存知でしょうか。
それは、デジタルサイネージとスマホを連動させることで、その場で買い物ができるというサービスです。
人々は、店頭や街角に置かれたデジタルサイネージの前に立って、画面をタッチしながら商品情報を見て選択し、そのまますぐに購入することができます。
また、スマホアプリと連動させることで、サイネージの前に立つと、Beacon送信器と連動し、ユーザーを認知して過去の購入履歴からおすすめ商品を表示したり、自動で使用言語に切り替えたりすることができます。
これにより、妊婦さんや子育て中のママ、働く女性、高齢者、外国人など店舗に行きにくい層に対して買い物機会を提供できるだけでなく、One to Oneのコミュニケーションをしながら接客することもできるのです。
こうした、生活者への思いやりに基づく、社会貢献型のデジタルサイネージ利用は、今後ますます注目を集めていくのではないでしょうか。