喜ばれる「企業カレンダー」制作のポイントは?デザインから形状・仕様まで一貫して行おう!

企業カレンダーは「会社の顔」となることから、デザインはもちろん、その形状など、あらゆるクリエイティブについて細かな配慮をすることが大切です。企業理念が反映され相手にも喜ばれる企業カレンダーを制作するにはどうすればよいのでしょうか。
今回は、企業が自社のカレンダーを制作する際のデザイン・クリエイティブはもちろん、見落としがちな形状・仕様の種類、選び方などのポイントを、共同印刷株式会社 宮下 ひろみが解説します。 

■企業カレンダー制作の目的

一般的に次のような制作目的があります。

1.企業PR

企業カレンダーは、「会社の顔」として企業PRの役割を担います。一年中飾られることから、使う人の生活に溶け込む重要なものです。
例えば、「○○社のカレンダーといえば△△だよね」というようにイメージをすり込むことができ、イメージ戦略に有効です。クリーン、親しみやすいなど、よいイメージをすり込むことで、会社or企業のファンになってもらえる可能性があります。 

2.営業ツール

年末年始のご挨拶など、営業のコミュニケーションツールとして有効です。
例えば、卓上カレンダーは毎年同じサイズで使い勝手がよいなどの理由で、お客さまが楽しみにしていることも多いです。自分で購入しなくてもよいというメリットもあります。また、ある生命保険会社では、「風景、料理レシピ付、犬・猫、イラスト」など、何種類ものパターンを作成し、営業担当者が担当のお客さまの好みをイメージして、使いやすいと思うものを渡しています。 

一般社団法人 日本印刷産業連合会では印刷・加工技術やデザイン力、創造性などに優れた作品を顕彰する「全国カレンダー展」を毎年開催しています。入賞すれば公表されるため、それだけで企業PRとなるでしょう。

■企業カレンダー制作のポイント

目的を問わず、多くの人に喜ばれるものを制作するためのポイントをご紹介します。

最も重要なのは「絵柄」

「企業の顔」ということもあり、カレンダーに添える写真や絵、イラストなどの「絵柄」は最も重要です。
絵柄の素材探し、なかでもイラストレーターやカメラマン選びには、特に気を遣う必要があります。例えば、アーティストを数年連続して起用して企業イメージを固定化させたり、逆にクリエイターを連続して採用せずマンネリ化しないように図ったりします。写真では、個人情報保護のために人物の映り込みがないかどうかや、著作権、版権の確認も必要です。特に来年はオリンピックイヤーですが、オリンピック・パラリンピックマークなどの無断使用、不正使用はアンブッシュ・マーケティング(便乗商法)にあたり禁止されているため、注意が必要です。
絵柄は、見た目・イメージはもちろん、企業カレンダーとして問題ないかを入念に確認したうえで決めましょう。

●企業カレンダーの制作の流れを熟知しておく

制作にあたり、デザイン、形状決め、紙選び、印刷や在庫管理などの一連の流れを知っておくべきでしょう。

制作を検討している企業の多くは、3月~5月頃に制作会社を決めるためのコンペを実施し、夏前にはデザインや形状を決め、11月頭には納品というスケジュールで進行します。

暦の部分はチェックが肝心です。当社では独自に作成したチェック用カレンダーで祝日などに間違いがないか確認しています。また、海外で使用するカレンダーをあわせて制作する場合は、休日や祝日が日本と異なるため刷り分けも発生します。

●最新技術による工夫もおすすめ

最近は、カレンダーの月ごとに異なる「QRコード」をつけ、スマートフォンなどで読み取ると、その月にちなんだ動画が見られるようにするなど、工夫をしている企業もあります。最新技術を盛り込み、他にはない工夫を施すのもおすすめです。

■デザイン・クリエイティブのポイント

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続いて、デザインやクリエイティブにおける制作のポイントを解説します。

●企業理念などをコピーライターやデザイナーと共有

オリエンテーションの時などに、自社の「企業理念」「企業ポリシー」「企業イメージ」などを、コピーライターやデザイナーとしっかりと共有することが大切です。これにより、企業姿勢が伝わるようなコピーやデザインが仕上がります。

●過去の作品でイメージを共有

コピーライターやデザイナーと過去の作品でイメージを共有することで、イメージのズレが起きにくくなります。

●トレンドを押さえたデザイン・クエイティブ

企業カレンダーを営業ツールとして使用する場合、営業担当者とクライアントの会話のネタにもなり得ます。そのため、デザイン・クリエイティブのトレンドを押さえておく必要があります。

●海外拠点のある企業は「日本文化」のデザインがおすすめ

海外に拠点がある企業では、日本の風景や和柄など日本文化の表現が好まれます。また日本製のカレンダーは印刷や加工などのクオリティが高いため、海外ではとても人気があります。

■見落としがちなカレンダーの形状・仕様のポイント

カレンダーの形状は、壁掛け型、卓上型が主流です。どのような形状と仕様にすればよいか、決める際のポイントを解説します。

●壁掛け型と卓上型の特徴

壁掛け型は、アート性が高い、見栄えがよい、会社のロゴが目立つといった特徴があります。卓上型は、実用性が高いのが大きな特徴です。壁掛け型と卓上型の両方を作る企業が多いです。

●デザインと形状・仕様部分を両方理解

例えば壁掛け型で中綴じ製本の場合、穴を開ける位置をデザイン前に共有しておかないと、製本時に企業のロゴに穴が開いてしまうなどの事故が起こり得ます。仕様を理解した上でデザインをすることで、デザインと製造部分を一貫して行うことができ、品質管理上でも大きなメリットになります。

●配送コストを意識した形状

配送コストも考えて、用紙の斤量や梱包しやすい形状を選択するとよいでしょう。海外に拠点がある企業は特に意識しましょう。

●「エコ対応」は基本

エコ対応は基本です。近年では、卓上型につける卓上リングは金属ではなく、すべて燃えるごみとして捨てられるような仕様が一般的です。

●用途にあわせた用紙選び

カレンダーに文字を書き込むことが前提の場合、マット紙など書きやすいものを選択します。ビジュアル重視であれば、表面に光沢があり、写真の色表現に優れたコート紙などがおすすめです。

●コストダウン・利便性両方を意識

「安くて、使いやすい」という視点で?、カレンダーの仕様を決める企業が多いです。例えば、1カ月1枚の合計12枚ではなく、紙の表裏を利用した合計6枚仕様にすれば、コストダウンになります。

●ノベルティをセットで作成?配布?

企業カレンダーにシールなどのノベルティを付けて配布することも一つの案です。当社ではノベルティ企画の提案も可能です。

まとめ

企業カレンダーは一年中飾るものであり、「会社の顔」となることから、よい企業イメージをすり込む絶好のツールです。一方で、細かな配慮も必要となります。

大切なのは、最も重要な「絵柄」選定から、デザイン・クリエイティブ、形状・仕様まで一連の制作の流れを、ポイントを押さえて理解することです。おすすめは、企画から制作、印刷、配送まで一貫して行うこと。これにより、目的とズレのない企業カレンダーを制作することができるでしょう。

共同印刷では企画、アートディレクション、校閲、配送までカレンダー制作のプロが全面サポートしながら企業カレンダーの制作を行っており、実績も多数あります。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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