いま、WEBコンテンツの間に挿入される「インフィード広告」が注目されています。WEB広告の中ではまだ新しいものの、ユーザーの視認性が高いことから大いに活用されています。しかし、インフィード広告はユーザーへ見てもらいやすい一方、邪魔になりやすい面もあります。
そこで今回は、インフィード広告でユーザーに邪魔だと感じさせないポイントをご紹介します。

■インフィード広告の効果

インフィード広告は視認性が高いことから、その効果は他の一般的な広告と比較すると大きく伸びるようです。
例えば、Yahoo! JAPANのトップページなどへのバナー掲出などの広告と比較して、Yahoo!  JAPANのインフォード広告はクリック率が2.2倍、コンバージョン率は1.2倍伸びを見せたというYahoo! JAPANの自社調査結果*1があります。

このことから、インフィード広告にはある程度の効果があると考えられます。

また、インフィード広告はこれまでリーチできなかったユーザーへもリーチできる可能性があるといわれています。その他にも、インフィード広告で効果の出た質の良いクリエイティブを他の広告に横展開することで、さらに効果を出すという手法も出てきているようです。

■インフィード広告の課題

一方で、インフィード広告には課題もあります。例えば以下のような課題です。

・・ユーザーがコンテンツを集中して読んでいる際の妨げになる

・・ユーザーがインフィード広告をコンテンツだと勘違いしてクリックした後、騙されたと感じさせてしまう恐れがある。

このように、インフィード広告はユーザーに確実に見てもらえる可能性が高いものの、信用を失いかねないリスクも潜んでいます。

■ユーザー受けするインフィード広告クリエイティブのポイント

インフィード広告を見たユーザーに好印象を持ってもらうためには、どんなクリエイティブを用意すればいいのでしょうか。考えられるアイデアや制作のポイントをご紹介します。

①いかにコンテンツに溶け込ませるかに重点を置く

既存コンテンツに対して、インフィード広告のデザインやコピーに違和感があると、それを見たユーザーに邪魔な広告と認識されてしまう可能性が高くなります。そうしたマイナスの印象をもたらないためには、インフィード広告の基本である、いかにフィードになじむか、メインコンテンツに溶け込ませるかどうかを重視して制作することが求められます。

②何度見ても不快ではないコンテンツにする

ユーザーは同じインフィード広告のクリエイティブを何度も見る可能性があります。よって不快なクリエイティブ、コピーは避けるベきといえます。閲覧するユーザーの気持ちになって制作することがポイントです。

③ユーザーとの一対一の対話をするように作る

よりユーザーにとって親近感のあるインフィード広告は、ユーザーとの一対一の対話をするように作るのがいいとされています。不特定多数を相手にするのではなく、ターゲットを絞り込み、特定の相手に伝えるようにすることで、ユーザーに響かせられる可能性が高まります。

④複数のパターンを用意して「またか」と思わせない

ある化粧品企業は、インフィード広告のクリエイティブに複数のパターンを用意してユーザーを飽きさせないように工夫しているといいます。同じ商材でも工夫することで十分、新鮮に感じてもらえます。

まとめ

インフィード広告は、すでに複数の企業で取り組まれていますが、確実にコンバージョンを上げるためにはユーザーに好まれるクリエイティブが重要です。ポイントを押さえて制作し、課題をカバーしたいものです。

*1 出典:Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載」

https://promotionalads.yahoo.co.jp/online/infeed.html

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