日経トレンディが毎年末に翌年のヒット商品予測を行っていますが、今回はHintClipがマーケティングに関連するヒット予想を独自に行っていきます!
本当に流行るかは…ですが、2016年に「なにそれ?」状態では恥ずかしい5つのキーワードをご紹介しますので、参考にしてください。

マーケティング・オートメーション

2015年より少しずつ目にする機会も増えたこの言葉、MAなどと呼ばれるケースもあります。自社サイトやサービスのアクセス解析、会員の動向、キャンペーン管理など、近年のマーケティングで管理しなければならないデータは膨大です。これらを自動化することで正確なデータ分析と、マーケティングコストの削減を図るのがMAです。
クラウドサービスとして提供されるケースが多く、日本ではまだあまり普及していませんがマーケティング大国アメリカでは導入が進み、導入コンサルタントも活躍しています。

IoT(ウェアラブル、オムニ家電)

Internet of Thingsの略で、何かしらのモノやデバイスがインターネットに接続されていることを指します。昨年Apple Watchが話題になり本格的に注目され始めたウェアラブルデバイス、日経トレンディの2016年ヒット予測にも入っていたオムニ家電などもIoTの一部となります。
具体的な例としては冷蔵庫がネットワークに繋がると、足りない食材を即座に冷蔵庫がネットスーパーに注文したり、外出先から冷蔵庫の在庫の確認ができたりするわけです。そして、ネットワークにつながっているということは、冷蔵庫自体がコンテンツを配信するメディアとなり、広告媒体ともなります。IoTとそれに合わせたコンテンツ・広告は今後のマーケティングの重要な要素となりそうです。

インバウンドソリューション

2015年、日本を訪れた訪日外国人は過去最高を更新。2020年に向け東京だけでなく、各地の自治体が、今年さらなるインバウンド施策を進めていくことが予測されます。
インバウンドが注目されてからある程度時間が経過したことで、地域向けのパッケージ化されたソリューションも登場し、ビジネス市場としてより拡大していきそうです。

Airbnb(民泊)

観光立国推進、東京オリンピック開催に向け注目を集めているのが、自宅の空き部屋を観光客に宿として貸し出す「民泊」です。そしてAirbnbは部屋の貸主と観光客のマッチングサービス大手。
ホテル不足や、安価での宿泊として需要が期待されながら、民泊は旅館業法に関連するグレー状態でしたが、2015年10月に東京都大田区が条例を制定し民泊にGOサインを出しました。これをきっかけに2016年はマッチングや部屋の管理サービスなど、民泊関連ビジネスも広がりそうです。

ドローン

関連する事件なども多くあり、言葉としては既に馴染みのドローン。現状ではドローンの登場で最も影響があったのはムービーの撮影ではないでしょうか。従来よりはるかに安価な空撮や、これまでは撮影できなかったムービーの作成が可能となりました。
そして、2016年からは本格的なビジネスへの導入がさらに進んでいきそうです。海外では宅配や救急救命、建築など様々な分野への応用研究が進められ、日本もドローンでも特区指定された地域での研究、導入実験を進めています。 「IoTで取得できる情報が膨大になり、管理にマーケティング・オートメーションが欠かせない」など、これらは単独ではなく相互に影響しあうキーワードです。全体を関連付け、俯瞰して見れば2016年のビジネスも見えてくるかも!?

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