写真左から、共同印刷株式会社 プロモーションメディア事業部 今泉 健・新垣 健、八千代町 金中 竜児さま、HintClip編集長 杉山 毅

[対談参加者]
八千代町 産業建設部 産業振興課 農業振興係 金中 竜児 主事 
<ファシリテーター>共同印刷株式会社 HintClip編集長 杉山 毅

白菜とメロンの生産地として知られる茨城県八千代町。町の農業振興係では、基幹産業である農業をさらに盛り上げることを目的に、県内外の商業施設などの催事に出店し、販路拡大に取り組んでいます。その支援策として「デジタルゴンドラ」を導入したところ、催事を訪れる多くのお客さまが足を止めてくださるという、上々の成果を上げているそうです。

今回は、「デジタルゴンドラ」の導入を決断した金中 竜児主事に、活用のポイントや今後さらに期待することなどを伺いました。

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自分がワクワクすることで、そのワクワクを生活者に届けたい。
課題を実現する方法を模索するなかで「デジタルゴンドラ」に出会う

杉山:
農業振興係では、どんな業務を行っているのですか。
金中主事:
一言でいえば、八千代町の農業を盛り上げる方策を考え、実行することです。具体的には、県内外のイベントや商業施設の催事に出店し、販路拡大のためのPRを行っています。県内のイオンモールであれば、下妻、つくば、土浦、古河などですが、昨年は東京・新宿で開催されるマルシェにも出店しました。
杉山:
農業は八千代町の基幹産業だと伺っています。主要農産物には、どんなものがあるのでしょう。
金中主事:
代表的なものは白菜とメロンです。農業は町の基幹産業なので、私たちの部署が負う責任は大きいと感じています。茨城県・JAと協働する農畜産物生産流通対策協議会では、県外に向けたPRも積極的に行っています。
杉山:
この度、「デジタルゴンドラ」をご採用いただくに至った経緯を教えてください。
金中主事:
私は仕事をする上で「ワクワクを届けたい」をテーマにしています。まずは自分自身がワクワクしたいのですが、そのためには「好奇心」や「ビジョン」が大切です。そんな思いを持っていろいろ調べてみたところ、共同印刷の「デジタルゴンドラ」に出会ったのです。好奇心がムクムクと頭をもたげてきて、とにかく実物を見てみたいと思い、お電話したことが発端でした。
杉山:
「デジタルゴンドラ」にオリジナリティを感じていただけたのですね。
金中主事:
はい、その通りです。他のところと同じことをやっていてはダメだ、という思いが常にあり、圧倒的な差別化が図れるものを探していました。「デジタルゴンドラ」は、これまでのデジタルサイネージや什器とは違い、その組み合わせ方にオリジナリティがあると感じました。
杉山:
なるほど。金中さんの中にあった「ワクワクを届けたい」という思いにフィットしたんですね。
金中主事:
そうですね。例えば、ショッピングセンターなどで農作物を販売する際も、これまでは段ボール箱を積み上げるだけでしたから。
杉山:
産直感があっていい感じもしますが。
金中主事:
でも、それってどこでもやっていることですよね。その点、「デジタルゴンドラ」は新しくて独自性があります。PR動画を流しながらメロンをディスプレイすれば、購買につながるに違いないと思い、頭の中に具体的なイメージが膨らんでいくのを感じました。

「デジタルゴンドラ」はインパクトがあり、注目度が違う。
さらに「香り」の演出など、五感に訴えるシステムがあれば

杉山:
評価のポイントは、大きな画面で動画が流せることだったようですね。
金中主事:
動画は重要なコンテンツですが、最近はただサイネージを置いただけでは誰も立ち止まってくれません。「これじゃダメだ」と思っていたので、「デジタルゴンドラ」の新しさに期待したんです。
杉山:確かに、2~3秒しか立ち止まってくれないのなら、動画よりむしろ紙媒体の方が読み込んでもらえるかもしれません。
金中主事:
そうなんです。まずはお客さまを引きつけて立ち止まってもらうこと。そのためには動画のクオリティも大切ですが、動画を見せるための装置も重要なポイントです。「デジタルゴンドラ」の演出はインパクトがあるので、注目度が違います。新しくて差別化された、独自性のあるPR活動ができると思い、採用しました。
杉山:
実際にお使いになってみていかがでしたか。期待通りの結果を得られたでしょうか。
金中主事:
もちろんです。やはり新しい演出はインパクトがありますね。商業施設で活用してみたところ、多くの人が「デジタルゴンドラ」の前で立ち止まり、じっくり映像を見てくださるので、「これはすごい、導入して良かった」と思いました。
それともう一つ、スタイリッシュで「八千代っぽくない」のも気に入っています(笑)。
杉山:
「デジタルゴンドラ」にさらに望むことがあるとしたら、どんなことでしょう。
金中主事:
映像と音響の効果には満足しているので、あとは自分たちがどう活用するか、だと思っています。
でも、もしさらに望むことがあるとしたら「香り」でしょうか。美しい映像で「視覚」が刺激され、重厚感のある音で「聴覚」が刺激されて、次は香りで「嗅覚」を刺激する演出ができたら面白いですね。八千代町のメロンを、五感すべてで味わっていただけたら、効果絶大だと思っています。

課題は「デジタルゴンドラ」のコンテンツをさらに充実させること。
高級メロンの無人販売にも挑戦してみたい

杉山:
農業振興係さんとして、今後のビジョンをお聞かせいただけますか。
金中主事:
メロンなどの農産物のPRを強化するために県内外の商業施設の催事などにどんどん出店し、販路を開拓したいと思っています。そのためには「デジタルゴンドラ」の動画コンテンツを充実させ、演出のクオリティを高め、さらに独自性を打ち出すことが必要です。
将来的には、まだ構想段階ですが「無人販売」にも挑戦したいと思っています。
杉山:
メロンは高額商品なので、これまでの無人販売だとセキュリティ面が心配です。注文だけ受け付けて、後から宅配するイメージでしょうか?
金中主事:
いえ、「デジタルゴンドラ」の横に商品を置いて、無人で販売できるシステムを想定しています。
杉山:
高級メロンの無人販売、ということですね。
金中主事:
テクノロジーやオペレーションなど課題は多々ありますが、高価なメロンの無人販売が実施できたら、それだけで話題になりますから。
杉山:
八千代町の知名度アップにも貢献できそうですね。
金中主事:
そうですね。「白菜といえば八千代町」「メロンといえば八千代町」と言われるようになることをめざしています。

高齢者や外国人など、誰にでも使いやすい
アクセシビリティなデジタルサービスを開発して欲しい

杉山:
今後、共同印刷にどんなことを期待されますか。私たちにお手伝いできることがあれば、お聞かせください。
金中主事:
デジタルに関する支援をお願いできたら、と思っています。
若い世代はゲームと同じ感覚でデジタルを使いこなしていますが、高齢者の中にはまだハードルが高いと感じる人が少なくありません。アクセシビリティ※を配慮して、老若男女を問わず、外国人にも使いやすいデジタルサービスを期待したいですね。
杉山:
アクセシビリティは重要なキーワードですね。
「デジタルゴンドラ」のようなハードも含めて、ということでしょうか。
金中主事:
はい、ハードもソフトも含めてです。
杉山:
たとえばスマホを活用するサービスの場合、今は70歳ぐらいの方でも使いなれているとは思いますが、アプリのダウンロードやアカウントを自分で作るとなると難しいかもしれませんね。そこだけは誰かにサポートしてもらわないと。
金中主事:
肝心なのは「入り口」なんです。そこでつまずいてしまい、敬遠してしまう人が、まだ結構いらっしゃるんですよ。
杉山:
確かに、誰にとっても優しいデジタルサービスにするためには、まだまだ多くの課題がありますね。
金中主事:
これからも「デジタルゴンドラ」のように、日々の生活がワクワクする新しいモノやサービスを、ぜひ開発し続けてください。
杉山:
本日は、さまざまなビジネスのヒントをいただきました。
これからも新しいサービスの開発に取り組んでまいります。
特にご要望のあった、アクセシビリティを配慮したサービスの開発をめざしたいと思います。
お忙しいなか、ありがとうございました。

※アクセシビリティ:年齢、性別、身体的特徴、使用している機器の違いなどの影響をやわらげ、誰でも同じように利用できる使いよさのこと。


八千代町の特産品

茨城県の南西部にある八千代町は、平坦で肥沃な土地と温暖な気候、首都近郊という立地条件を生かし、農業を基幹産業としています。野菜を中心に、稲作、果樹、畜産などの都市近郊型農業を展開し、首都圏の主要な食料生産基地となっています。
県内でも有数の園芸産地であり、なかでも白菜は全国一の生産量を誇り、ネット系メロンの栽培も盛んで、梨は県の銘柄産地の指定を受けています。

八千代町役場
(上段) 八千代町役場庁舎の外観。(下段)特産品の白菜、メロン、梨。

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