素朴な疑問を解消!Instagramのストーリーズ活用のメリット・デメリット

いま、Instagramを活用している企業は増加しています。2017年11月末のInstagramの発表(※)によると、全世界でビジネスプロフィール数が2,500万を超えたとされ、2017年7月の1,500万から約半年で1,000万以上増加したことになります。
そんな人気のInstagramにおいて、2017年1月、「Instagram Stories(インスタグラムストーリーズ」の企業への導入がスタートしました。しかし、いまだに活用方法が分からないという方もいるかもしれません。そこでマーケティングへの活用法やメリット・デメリット、活用事例をご紹介します。

■「インスタグラムストーリーズ」とは

インスタグラムストーリーズ(以下、ストーリーズ)とは、Instagram上に、日々の何気ない瞬間を気軽にシェアできる機能です。動画や画像を投稿できますが、表示されるのは24時間限定。24時間が過ぎると、公開したものは消えて見えなくなります。ユーザーたちは、写真や動画にテキストや描画ツールで装飾をして思い思いのストーリーを表現しています。

ストーリーズは、ビジネスのアカウントも利用でき、広告も出稿できます。通常投稿のような写真投稿のほか、動画配信も可能で、ライブ配信機能も備わっています。

このストーリーズは、企業が活用する際、通常投稿と比べてどのような違いがあるのでしょうか。

ストーリー例
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https://ponte.jpn.com/

■インスタグラムストーリーズの活用メリット

そこでSNSマーケティングに詳しい株式会社オプト ソーシャルメディア事業部の橋本麻由さんに、ストーリーズの企業における活用メリットを教えていただきました。

●通常投稿より目に触れられる機会が多い

「インスタグラムストーリーズは、ホーム画面の上部に表示されることからユーザーのアクティブ率が高いため、通常投稿に比べて目に触れられる機会が多くなります」

●企業アカウントによってはURL遷移が可能

「通常投稿はテキストからURL遷移させることができませんが、ストーリーズだと企業アカウントによってはURL遷移が可能なので、自社の公式サイトやその他のWebサイトなどに直接遷移させることができます」

●ストーリーズでユーザーとの親和性を高め通常投稿のリーチにつなげる

「Instagramには、もともとユーザーとの親和性が高い投稿がフィード内に表示されやすいというロジックがあります。その親和性はユーザーのエンゲージメント(いいね・コメント等のアクション)によって決まります。よって、通常投稿よりアクションを促しやすいストーリーズでユーザーとの親和性を高めることで、通常投稿のリーチ数も高まるのでは、と考えています」

●一定期間ストーリーをためることができる

「『ハイライト』という機能があり、ホーム画面に特定のストーリーを一定期間ためておくことができます。セール期間中だけそのストーリーズを保存しておくことで、24時間で消えてほしくない情報を残すことも可能です」

●通常投稿ではリーチしづらい若年層にも情報が届けられる

「中学生、高校生のユーザーの中には、ストーリーズをするためだけにInstagramアカウントを作っていることも多く、通常投稿よりもアクティブに利用しているようです。そのため、通常投稿ではリーチしづらい若年層にも情報を届けることが可能です」

そしてストーリーズの最大の特徴は、「24時間限定」という点。その活用ポイントを橋本さんは次のように話します。

「タイムリーな情報を発信する場になり得るため、期間限定情報やクーポンなど、その日だけのお得情報を発信する際に活用する企業が多いです。ユーザーは企業の“なう”な情報を受け取ることができるので、より親近感が湧きやすくなります。また24時間で消えるので、そこまでコンテンツを作りこむ必要がないというメリットもあります」

■インスタグラムストーリーズのデメリット

一方、ストーリーズには、企業が活用するにあたり、デメリットもあるといいます。橋本さんは、大きく機能面、発信内容におけるデメリットを挙げます。

●機能面のデメリット

・読み飛ばされる可能性も
「最初の数秒間で興味を持ってもらえなかった場合、すぐに読み飛ばされる可能性があります」

・効果計測が困難
「エンゲージメントなどの効果計測が困難です。インプレッション、クリック数、投票結果、DMは閲覧可能ですが、『いいね』などの指標が存在しないため、そのストーリーが良かったのか悪かったのかの判断が難しいです」

●発信内容に関するデメリット

・情報に対して軽いイメージを持たれやすい
「ユーザーが日常を発信する場なので、通常投稿よりも情報が軽いイメージを持たれやすいです。逆に言えば、通常投稿より近い距離感でユーザーとコミュニケーションをとることが可能ともいえます」

・ユーザーのトンマナに合わせた投稿が必要
「宣伝色が強い投稿は好まれないため、携帯で撮影したような写真、普段の投稿では見られない企業の“瞬間”の発信、頻繁にアップデートされる機能、例えばGIFスタンプ・テキストのフォント・アンケートなどを、ユーザーの使い方に合わせて取り入れるなど、ユーザーのトンマナに合わせた投稿をする必要があります」

・詳細な説明は不向き
「商品のパッケージを見せたりカラーを見せたりといったビジュアルの発信には向いていますが、1回で表示される秒数が限られているため、商品の使用感などの詳細な説明をする場合は不向きです」

■インスタグラムストーリーズの効果

このストーリーズは、実際に活用している企業はどのような効果が得られているのでしょうか。橋本さんにいくつか事例と効果を教えていただきました。

  • ●ストーリーズの「もっとみる」機能で通常投稿に飛ばし、リーチを高める。
  • ●ジオタグ(位置情報)でセール情報を発信し、来店を促す。
  • ●アンケート機能で商品開発に活かせる情報を収集。
  • ●インスタグラム上でのキャンペーンをする際、通常投稿だけではリーチできなかった人にもストーリーズで情報を伝え、参加者を増やす。

例:フォロー&いいねキャンペーン、フォロー&コメントキャンペーンなど。

ストーリーズには、通常投稿とは異なる活用メリットがあるようです。通常投稿との違いをよく理解して、ぜひ活用してみたいですね。

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取材協力

橋本麻由(はしもとまゆ)さん
株式会社オプト ソーシャルメディア事業部所属。
アパレル新ブランドの立ち上げメンバーとしてセレクトショップに勤務後、オプト入社。現在は大手アパレル企業やコスメ企業を中心にSNSマーケティング戦略の策定~実行を担っている。SNSマーケティングに関連するセミナー登壇実績も豊富。
https://www.opt.ne.jp/

日本経済新聞「インスタグラム、プラットフォーム上のビジネスが2500万社を超えたことを発表」

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