動画マーケティングが大きく変わる! ライブ配信の可能性を一気に広げる「Router Live」 前編 「モータースポーツの最新ライブ配信技術とは」

ジーエムピー株式会社(以下GMP ※1)の代表・菱田雅之さんは、文楽人形細工師でありながら、同時にモータースポーツの試合結果などを伝えるTV番組などの制作ビジネスも手掛けています。
現在、GMPはインターネットによるライブ配信サービス「Router Live(ルーターライブ)」を展開中です。共同印刷のグループ会社であるTOMOWEL Promotion株式会社(トモウェルプロモーション ※2)と共同で、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ ※3)が主催する全日本選手権の全レースをライブ配信しています。この取り組みは、一般企業のマーケティング活動にも応用可能です。本稿では、菱田さんとTOMOWEL Promotion取締役の直江元が、Router Liveの優位性とその可能性について対談しました。前編では、そのサービス内容とMFJでの活用例をご紹介します。 

※1 ジーエムピー株式会社:メディアミックス関連事業の企画制作会社。インターネットを利用したイベント会場からのライブ中継、テレビ番組・映画・舞台の企画・製作などの事業を展開。
※2 TOMOWEL Promotion株式会社:TOMOWEL共同印刷のグループ会社。会員プラットフォームビジネス、会員向けイベント・サービス・物販、会員プラットフォームに関わる各種受注事業への対応などの事業を展開。
※3 一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会:日本国内のモーターサイクルスポーツを統轄する機関。モーターサイクルスポーツの普及振興を目的としてさまざまな活動を展開。

[映像ビジネス業界の動向]TV-CMからネット配信へシフト

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直江:映像関連のビジネスは、最近はどんな状況ですか?
菱田:広告・販促用のネット配信用映像が増加していますね。
直江:コロナ禍において広告宣伝費を見直した企業が、TV-CMへの出稿を控え、イベントのライブ配信やインターネットでの動画配信に目を向け始めたのでしょうね。
菱田:TV-CMではオンエアされるエリアが限られてしまいますが、インターネットなら、国内はもちろん海外のターゲットにも簡単にアプローチできます。
直江:CMといえば、YouTubeなどでは、数秒で終わってしまう動画広告が増えましたね。一方で、長めの広告もありますが…。
菱田:TV-CMは15秒と30秒が基本ですが、動画配信メディアでは、ブランドだけをシンプルに訴求する6秒広告と、商品を丁寧に掘り下げて説明する1分以上のインフォマーシャル※に二分化されつつあります。
直江:CMのスタイルまで大きく変わった、ということですね。
※インフォマーシャル:「インフォメーション」と「コマーシャル」を合わせた合成語。商品の特長を詳しく説明する、長い時間をかけたCM。

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[サービス内容と特長]高品質・多機能なライブ配信をローコストで実現

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直江:「Router Live」についてご説明いただけますか?
菱田:複数のカメラを使って、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで映像のライブ配信を行えるサービスです。ライブ映像を単純に無編集で配信するのではなく、画面のスイッチングやテロップの挿入、中継場所とは別のスタジオからのMCによる解説、あらかじめ用意した収録済みの映像への切り替えなどさまざまな編集ができるため、TV番組のように高品質な中継が可能です。
直江:とても簡単そうに説明されていますが、実は非常に高度な技術ですよね。
菱田:「Router Live」では、撮影したデータは各カメラから5Gあるいは4G回線を使って、クラウド上にある映像サーバにダイレクトにアップロードされます。この映像データに、MCやテロップなどをリアルタイムに加えながら、YouTubeなどを通じてライブ配信しています。2021年5月の時点で国内でこれを実現できる企業は、私が知る限り当社だけ。大手移動通信会社からも高く評価されています。
直江:私は、撮影機材を最小限にできるのが、特に大きなメリットだと感じています。TVでは大型の中継車や、カメラと中継車をつなぐケーブルが必要になりますからね。
菱田:Router Liveでは映像がカメラから直接サーバーに送信されるため、中継車やケーブルは不要です。ケーブルの敷設が困難な屋外でも、簡単にライブ配信ができます。
直江:コストパフォーマンスが高いのも魅力ですね。
菱田:そうですね。我々が受託しているMFJの「全日本ロードレース選手権」では9台のカメラでライブ配信していますが、同じ条件でTV中継すると5,000万円程度の予算が必要。Router Liveなら、その10分の1以下ですね。
直江:さらに、Router Liveでは複数の中継場所を簡単かつ安価につなぐことができますね。
菱田:この強みは、うまく使えば可能性がどんどん広がります。例えば災害が発生した際、A市の被害状況をリポートしつつ、「一方でB市の状況は…」「さらにC市では…」と、他の地域と切り替えながら情報発信することが可能です。 

※「Router Live」に関する詳しい情報はダウンロード資料をご覧ください。

「RouterLive」のライブ動画配信の運営イメージ

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[MFJでの活用状況]TV番組並みのコンテンツを、海外にもライブ配信

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直江:我々は現在、MFJが年間合計14回開催する「全日本ロードレース選手権」と「全日本モトクロス選手権」の全レースを、YouTubeの「MFJ Live CHANNEL」を通じてライブ配信しており、クライアントからも視聴者からも好評です。
菱田:サーキットには監視用カメラがある程度で、機材はほとんど何もない状況です。また、サーキットは広すぎてケーブルを敷設しきれないという課題も、Router Liveでスマートに解決できました。
直江:ありがたいことに、コンテンツの内容も高く評価されていますね。視聴者も回を追うごとに増えています。「全日本モトクロス選手権」の視聴者は以前は5,000人程度でしたが、現在は4万人を超えています。「全日本ロードレース選手権」も16万人以上が視聴していますね。YouTubeの「MFJチャンネル」登録者数も増えています。当初7,000人程度でしたが、現在(2021年5月)は30,500人を超えました。20年度の開幕戦は40万回以上視聴されています。
菱田:レース開始前に昨年度のレース結果を紹介する動画を挿入したり、レース終了後の選手へのインタビューなど、TV中継と同等以上の価値を出せるようにしています。また、ライブ配信中にスポンサーのロゴを表示したり、インフォマーシャルを流すなど、広告コンテンツの充実化にも力を注いでいます。
直江:ロゴ表示は広告料金が低めに設定されていますよね。
菱田:専門雑誌に広告を出した場合と同じ程度の金額に設定しています。
直江:TV-CMよりはるかに安い料金で、よりターゲットにリーチしやすい広告を出稿できるということですね。
菱田:費用対効果はかなり大きいと思います。
直江:海外の視聴者も増えましたね。
インドネシア、タイ、台湾、米国などで、昨年から今年にかけて倍増しています。
菱田:海外市場を重視しているバイク関連事業者にとって、MFJのライブ配信はより魅力的なコンテンツになっています。「MFJ Live CHANNEL」では海外向けに英語でも配信していますが、「Router Live」なら多言語配信も容易です。

YouTube「MFJ Live CHANNEL」
https://www.youtube.com/channel/UCGT74WLnX6K7X4m7XoDEymQ/featured

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[前編まとめ]モータースポーツの市場活性化に期待!

撮影環境がライブ配信に適さないモータースポーツの魅力を、どのように生で届けることができるかという視点と配信・撮影技術への徹底的なこだわりが、GMPの「Router Live」を大きく進化させたと言えます。
もちろんこのサービスはモータースポーツ以外の分野でも活用可能です。例えば、テレビでは中継されないようなスポーツ団体の大会や一般企業のイベントなどのライブ配信にご利用いただけます。
後編では、この中継技術がほかの分野でどのように使われているか、そしてどのような可能性があるのか、ご紹介します。

Profile

菱田雅之
ジーエムピー株式会社代表取締役。文楽人形細工師、株式会社雅舎代表取締役。
http://www.gmp.jp/index.html
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直江元
TOMOWEL Promotion株式会社取締役。
https://tomowelpromotion.jp/
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