急速に広まる大企業とスタートアップの新しい連携の形とは?

資本はあるが動きが遅れがちな大企業、先進的で動きも早いが資本が不足しているスタートアップ。これを結びつけ、新たな事業を生み出すための仕組みが続々と登場しているのをご存じでしょうか? 
企業とスタートアップがオフィスを共有する新しい形のシェアオフィス「Clipニホンバシ」、日本のFintechの拠点となるべく創設された「Fino lab」など、最新の事例を交えてご紹介していきます。

パワーモーニングが更に発展!Morning Pitch

始業前の時間を活用し、朝食を摂りながら異業種コミュニケーションを行う活動として話題になったパワーモーニングが一時期話題になりました。その発展型のような、朝の時間を活用したベンチャーと大企業のマッチングを進めていく活動がMorning Pitchです。 

Morning Pitchは毎週木曜日の朝7時から、テーマに沿った5社のベンチャーが登壇し、大企業やベンチャーキャピタルなど約100人に向けた事業プレゼンを実施。主な目的はベンチャーと大企業の提携やベンチャーキャピタルからの出資の獲得となります。 
既に850社を超えるベンチャー企業がMorning Pitchに登場しプレゼンテーションを行っています。

31VENTURES Clipニホンバシ

Clipニホンバシは人と人の出会いを通した新たなビジネスの創造を狙う、コワーキングスペースです。従来のコワーキングスペースと異なり、31VENTURESプロジェクトの運営母体となる三井不動産が、Clipニホンバシを利用する個人やベンチャーの起業、事業展開などのサポート体制を提供します。 

Clipニホンバシの他にも、コワーキングスペースの運営に大企業が乗り出す事例も登場して行きています。話題になった数年前に比べメディアで取り上げられることも減り、利用が進んでいない印象を持っている方も多いかと思いますが、コワーキングスペースはそのメリットをより具体化した形で着々と利用が進んでいます。

金融とテクノロジーの出会いFINOLAB

金融(Finance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語FinTech(フィンテック)は、テクノロジー関連の中でも今特に注目を集めている分野です。そんなFinTechで国内の中心的役割を担い、イノベーションを創造する拠点として登場したのが、FINOLAB(フィノラボ)。 

国内のFinTechに関わるスタートアップの中でも、厳選された企業がオフィスを構え、三菱地所と電通グループがそのサポートを行っていく。オープニングイベントには金融庁も参加するなど、国からの期待も高い活動となっています。 

ここまでご紹介したいずれのケースも、大企業やファンドが熱い視線を注ぐのは「テクノロジー系」のスタートアップです。小さな企業が開発した技術が、社会に大きなブレイクスルーをもたらす。そんな夢の種を見つけようと、企業も積極的にスタートアップへのアプローチとマッチングを進めています。

関連記事