今注目のデジタルマーケティングはライブストリーム動画!:バーバリー事例

移り変わりの激しいデジタルマーケティングのトレンド。消費者の目に留まるマーケティングを行うためには、常に最新の情報に敏感でいたいものです。そこで今回は、2016年度のデジタルマーケティングトレンドの1つである、「Live Streaming Video(ライブ・ストリーミング・ビデオ)」に注目します。ファッションショーのライブストリーミングを発信することで成功を収めている、バーバリー社の事例を見てみましょう。

デジタルマーケティングの先駆者

世界的に知名度の高いファッションブランド「バーバリー」は、デジタルマーケティングの先駆者としても有名です。2006年という早い段階で、「デジタル化を十分に行う初めてのラグジュアリーブランドになる」と宣言し、ソーシャルメディアやさまざまなテクノロジーを積極的に自社のマーケティングに取り入れ続けてきました。 

2010年秋冬コレクションのランウェイショーでは、自社のウェブサイト上で、3Dテクノロジーを使ったライブストリーム配信を行っています。このとき、ショーに登場した30アイテムをすぐに発注できる仕組みを設けたため、視聴者は、ライブストリームの放映後わずか6週間で最新トレンドのアイテムを手に入れることができました。これらのアイテムが実際に店頭に並んだのは約6カ月後であったことを考えると、かなりの早さと言えるでしょう。ブランドのファッションショーという特別なイベントをライブで見られるということだけでなく、そこに登場した服や小物を誰よりも早く入手できるというのは、ファンにとって魅力の高いマーケティング戦略と言えるでしょう。 

バーバリーは、2010年以降もさまざまなファッションショーのライブストリーミング配信を続けています。2011年のショーでは、北京支店のオープンを記念し、ランウェイにホログラムのモデルを登場させたこともあり、常に最先端技術の活用と話題作りにチャレンジしています。

Apple TVにも進出

HDMI端子とインターネットがあれば、テレビでさまざまなコンテンツをストリーミングできるApple TVは、世界的に人気があるデバイスです。Apple TV専用のチャンネルを抱えるブランドも登場しています。今回注目するバーバリーも、2016年1月にApple TVに進出。ファッションショーをアプリ経由でライブストリーム発信した、最初のブランドになりました。 

ファッション業界では最近、ショーのライブストリームはだいぶ定着してきています。しかし、バーバリーはApple TVという新たなプラットフォームに進出することで、消費者がパソコンやモバイルといった小画面だけでなく、家庭の大画面テレビでファッションショーを簡単に楽しめるようにしたのです。 

また、バーバリーのApple TVチャンネルでは、ミュージックコンテンツの配信にも力を入れています。これはバーバリー社にとって「音楽」は大切な要素だと考えられているからだそう。楽曲のストリーミングや店舗でのライブパフォーマンスを企画したり、広告キャンペーンにミュージシャンを使ったりなど、「音楽」がブランドイメージに深く関わっているのです。

Live Stream Video用おすすめアプリ2選

Live Stream Videoがトレンドなのは分かったけれど、その発信にはコストも技術も必要では? と感じるかもしれません。そこで、簡単低コストで誰でもライブストリーム発信ができる専用アプリ「Periscope」と「Meerkat」を紹介します。

Periscope

Twitterが提供しているライブ放送向けのアプリです。ユーザーはリアルタイムで配信コンテンツを見ることができ、放送したコンテンツは保存することで、後からの視聴も可能になります。25を超える言語に対応しており、世界中で利用されています。 
Periscope|iTune

Meerkat

アメリカのiTunesストアでダウンロード可能なこちらのアプリ。スマホさえあれば、いつでもどこでもライブストリーミングを開始できる手軽さが人気です。アプリを通じてライブ配信を開始すると、フォロワーにはその旨のプッシュ通知が入ります。 
Meerkat|iTune

トレンドを把握し計画性を持つ

業界のトップに躍り出るためには、常に新たな試みにチャレンジする前向きな姿勢が大切です。バーバリーは「ファッションショー」と「ライブストリーミング」という相性の良い組み合わせを見つけることに成功しました。自社の商品やサービスにとって相性の良いテクノロジーやプラットフォームとは何かを考え、最新のデジタルマーケティングトレンドに注目しながら、最善のマーケティング戦略を練っていきましょう。

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