今から追いつく!動画マーケティング、はじめの一歩

2016年頃から加速度的に広がり始めた動画マーケティング。
「言葉は耳にしたことがあるし、いろいろな場面で動画が活用され始めていることにも気づいている。そしてもちろん、自社でも取り入れてみたいという気持ちはあるが、いざ『動画マーケティングを活用しよう!』といわれると、どこから手を付けていいのか分からない」……そんな方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、動画マーケティングに関心を持つマーケティング担当者に向けて、動画マーケティングのはじめの一歩を踏み出すための基礎知識をご紹介します。

そもそも動画マーケティングとは

「動画」はもともとアニメーション、すなわち「動く画像」の総称として使われる言葉ですが、昨今はビデオカメラで撮影された短時間の映像を指して「動画」と呼ぶことも少なくありません。

動画はテキストや画像、音声などと同じくコンテンツの1つのジャンルで、これをマーケティングに活用するのが、本記事のテーマである「動画マーケティング」です。「動画マーケティング」という名前の特殊なマーケティング手法があるというよりは、動画という比較的新しいコンテンツを、さまざまなマーケティングシーンにうまく取り入れて活用していくのが動画マーケティングの真骨頂だといってよいでしょう。

動画マーケティングの活用どころ

前述のとおり、動画はテキストなどと同じコンテンツの1つのジャンルであり、ブランディングや集客、顧客関係性強化といったあらゆるマーケティングシーンにおいて活用することができます。

動画にはテキストや画像に比べて、短時間で多くの情報を伝えられるというメリットがあり、複雑な事柄を分かりやすく伝えたいとき、観る人の感性に訴えたいときなどに威力を発揮します。また、昨今の若い世代は、日頃からスマートフォンのようなモバイル端末に慣れ親しんでいて、動画を再生して閲覧することへの抵抗も低いといわれています。こうした層をターゲットとした商品・サービスのマーケティングには、動画を活用しやすいといえるでしょう。

動画の具体的な活用例

では、具体的にどのような場面で動画が活用されているのでしょう? ここではユニークな動画マーケティングの事例をいくつかご紹介します。

商品紹介

商品の魅力を顧客に伝えるために、動画を活用するケースが増えています。
たとえば、最近注目を浴びている手法の1つに、ECと連動した「ライブコマース」というものがあります。ライブコマースとはインターネット上で動画を生放送し、商品を販売する手法です。人気のあるタレントやYouTuberのようなインフルエンサーを巻き込むことで、テレビショッピングとは違った新鮮な魅力で消費者に訴えかけることができるのが特徴です。

ブランディング

短期的なプロモーションに留まらず、ブランディングを目的として動画を活用するケースも見られます。国内では資生堂やDHC、花王のような大手の化粧品メーカーが、この分野に力を入れています。テレビCMを動画として公開する事例もあり、YouTubeで公開されている資生堂のCM動画は、1千万回以上も再生されるほどの人気を呼びました。

集客

また、BtoBビジネスにおける見込顧客獲得(リードジェネレーション)に動画を活用する事例も増えてきています。自社の製品やサービスに関連したセミナーやインタビューなどを短い動画にまとめて自社サイト上に公開し、SNS広告などを利用して誘導するような手法がしばしばみられます。

外資系IT企業のIBMはこのジャンルに熱心に取り組んでいる企業の1つで、動画配信専門のメディア「THINK tv」を通じてさまざまな動画を配信しています。

顧客関係性強化

顧客とのコミュニケーションを強化する目的で動画が活用されることも少なくありません。
最近ではFacebookやInstagram、Twitter、LINEといったSNSが動画のライブ配信機能を強化しつつあり、SNSに絡めて動画を活用するのが以前よりも容易になりました。ライブ配信動画には、難しい編集などを行うことなく手軽に配信できるというメリットがあり、さまざまな企業が活用に興味を示し始めているようです。

まずは思い切って始めてみよう!

動画撮影にさまざまな機材が必要だった昔と比べると、スマートフォンで簡単に動画が撮影できるようになった今は、まさに動画マーケティングの旬だといえそうですね。YouTubeやニコニコ動画のようなメディアを利用すれば動画の公開は手軽にできますし、前述のライブ配信を使えば、難しい編集作業なども不要です。
事前に動画を作る場合でも、張り切って長大で複雑な構成を考える必要はありません。ちょっとした小ネタを動画として撮影するだけでも動画マーケティングの素材として活用することは十分可能です。1分程度の短い時間にメッセージを凝縮する「1分動画」などは、比較的手軽にマーケティングに取り入れることができるのではないでしょうか。

「動画なんて難しいんじゃないの?」と大げさに捉えて構えるのではなく、まずは気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

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