ECは動画で売る!? ライブコマースの現状

Webプロモーションに動画を活用するのは、もうすっかりおなじみの手法です。動画のマーケティング活用はプロモーションだけにとどまらず、より販促に直結する手段としてECと連動した「ライブコマース」が今注目を集めています。

その手法や事例を通して、ライブコマースのいまをご紹介します!

なぜいまライブ動画なのか?
動画マーケティング×インフルエンサーマーケティングがカギ

Hint Clipでは過去の様々な記事で、現在のマーケティング手法として「動画」「インフルエンサー」の活用が活性化していることをご紹介してきました。

動画はメディアのモバイルファーストがさらに進んだ結果、短いスキマ時間での視聴が増加。ネットワークインフラの発達と合わせて、モバイル上で消費されるコンテンツはテキストから画像、画像から動画へと急速にシフトしています。

10年程前にはライブ動画の配信プラットフォームとしてUstreamが注目されましたが、最近ではYoutubeやInstagram、LINEといった、極々身近なSNSやコミュニケーションツールがライブ動画の配信プラットフォームとなることで、若年層を中心にライブ動画の活用が進んでいます。

一方で、若年層を中心に情報を取得するメディアはマスメディアや企業のWebサイトから、個人のSNS、ブログへと変化しています。その背景には、メディアや企業から発信される「様々な情報の広告化」を若年層が敏感に感じ取っている傾向があります。自身が能動的に活用する検索サイトでさえ、その結果がSEO対策(広告化)されたものだと感じていると言われています。

その結果、信頼する個人=インフルエンサーが発信する情報の重要度が増し、それがマーケティングに取り入れられているのが、現在のWebマーケティングです。

その流れを受け、動画とインフルエンサーを組み合わせた販促施策としてライブコマースが登場したのは必然ではないでしょうか。

国内事例とテレビショッピングとの違い

国内の事例では、数年前から楽天が自社ECで取り扱う商品をRakuten Shopping TVで動画として紹介しています。Rakuten Shopping TVは基本的にはテレビショッピングに代表されるような、商品紹介動画。では、このサービスと今後発展が予想されるライブコマースとの違いは何でしょうか?

最大の違いは、今までは「商品ありき」、今後は「紹介する人ありき」な点です。先ほどもご紹介したように、メディアが推す情報に消費者は魅力を感じなくなっています。だからこそ、「この人が使っている」「この人が紹介する」ならと思わせることが重要です。

ただし、起用するインフルエンサーと製品やサービスとの組み合わせには最大限の注意が必要です。インフルエンサーの広告感が強くなってしまうと、消費者はまた離れていくためです。

ライブコマース先進国とされる中国では、各ECサイトがライブコマースを活用した販促に取り組んでいます。今後さらに拡大を続けるEC市場でシェアを確保していくには、ライブコマースは避けては通れない形態となるのかもしれません。

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