ユーザーの滞在時間が約5.5倍!WEBからアプリへ移行するメリット

今トレンドのアプリマーケティング。WEBサイトからアプリへと展開することで、さらなる集客が実現しているのです。なぜアプリがそこまで注目されているのでしょうか。早速みていきましょう。

■広がるアプリマーケティング

アプリマーケティングとは、スマートフォンのアプリを使ってマーケティングを行うことです。

そもそも、アプリマーケティングが活性化しはじめたのは、ユーザーがFacebookやLINEなどのアプリを経由して、ブラウザから情報を得るという情報入手経路が増加したことにあるといわれています。

■アプリマーケティングとWebマーケティングの決定的な違い

アプリマーケティングはWebマーケティングと似ているところがありますが、実は似て非なるものです。その決定的な違いは、目標設定にあります。

Webサイトのコンバージョンは、LPなどからメールフォームやカートなどへの誘導によって起こるものです。一方、アプリにおいては、インストールユーザーに、いかにそのアプリを継続的に、かつ、一度に長時間利用してもらうかということがコンバージョンにつながります。

■アプリのWEBと比べたメリット

そしてアプリには、WEBと異なる大きなメリットが多数あります。

●アプリ利用時間はWEBの約5.5倍

ニールセン デジタル株式会社が発表した2017年7月のスマートフォンのアプリ利用状況の結果*によると、スマートフォンの1日当たりの平均利用時間3時間9分のうち、WEBブラウザの利用時間は15%。アプリの利用時間は85%となっています。アプリの利用時間はWEBブラウザの約5.5倍であることがわかりました。
このことから、アプリは一日を通してユーザーにより密着し、ユーザーにとって重要な存在になっていることがよくわかります。

●プッシュ通知が可能

アプリでは「プッシュ通知」の機能を活用できます。ユーザーにプッシュ通知を許諾してもらう必要がありますが、従来のメールマガジンやDM配信などの方法よりも、より直接的にユーザーとコミュニケーションを取ることができます。

●ユーザーの囲い込みが可能

アプリは、ユーザーが自分のスマートフォンに直接ダウンロード、インストールして、ホーム画面に設定する点においても、親密性が高いといえます。また、モバイル端末はパソコンよりも「自分の所有物」であることが多いことから、情報発信側は、よりユーザーのプライベートな領域に入ることができます。優れたコンテンツをコンスタントに提供していくことで、ユーザーの囲い込みがしやすいといえます。

■アプリマーケティングの課題

アプリはWEBと比べてたくさんのメリットがある一方、課題もあります。

●アプリをインストールしてもらうのはハードルが高い

大きな課題の一つが、アプリをダウンロード、インストールしてもらうこと自体、少々ハードルが高いことです。
アプリを確実にインストールしてもらうためには、まずWEB、メール、SNSなどからアプリを紹介し、誘導しなければなりません。つまり、アプリマーケティングはアプリ単独では実現せず、さまざまなメディアと連携させて施策を行っていく必要があるということです。
日々、アプリストアにはさまざまなアプリが登場し、競争が激しくなってきています。ライバルに勝つためには、アプリを日々洗練させていく必要もあるでしょう。
また、アプリを使うことの特典を用意することも重要です。例えばアプリ会員限定価格やプレゼントを用意したり、アプリを使って購入するしくみ、購入時にアプリにポイントが貯まるしくみを作ったりすることもダウンロード・インストール数を増やすポイントといえます。 

●データ活用のノウハウがまだ蓄積されていない

アプリマーケティングはすでに多くの企業で実践されてはいるものの、マーケターにとっては、まだWEBマーケティングほど習熟していないのが現実です。例えば、アプリをインストールさせることだけに注力し過ぎて、ユーザーの質を高めることが二の次になってしまいがちです。今後は、獲得したアプリユーザーのアプリ内の行動を分析し、課金データなどを元にしたプロモーションを考えるなど、データ活用のニーズも高まるでしょう。

まとめ

アプリは、WEBと比べてユーザーとの距離が異なります。アプリによってユーザーとより密着したコミュニケーションを取っていくことは、大きなメリットがあります。しかし、アプリをインストールしてもらうことはハードルが高く、一度インストールしても利用頻度を高くキープし続ける必要もあります。

今後は、アプリの特性をよく踏まえ、データ活用も積極的に行いながら、WEBやSNSなどの従来の手法も合わせて取り組んでいくことがポイントといえそうです。

*ニールセン デジタル株式会社「スマートフォンでは平均30個のアプリが利用され、利用時間の85%を占める ~ニールセン スマートフォンのアプリ利用状況を発表~」

http://www.netratings.co.jp/news_release/2017/11/Newsrelease20171108.html

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