文京区小石川4丁目の閑静な住宅街。桜の名所である播磨坂を下った先に共同印刷はあります。昭和レトロな重厚感あふれる石造りの本社社屋にて、昨年9月からかれこれ6ヶ月、コンテンツマーケティングに取り組んできました。今回は、コンテンツマーケティングに初めて取り組んでみてわかったことをご紹介します。

共同印刷がコンテンツマーケティングに取り組んだ理由

効率的にリードを獲得したい、サービスに対する問い合わせを増やしたい、など理由は複数ありますが、どんなことをしている会社なのかを知っていただくという「PR」的な効果が一番の目的です。
共同印刷プロモーションメディア事業部は、カタログ・POP・DM・情報誌など企業の販促物全般を取り扱う部門です。ITの進化・浸透で、ますます競争が激しくなるなかで、価格と合わせて採用の決め手となるのは、「信頼」だと感じています。
BtoBでのお取引において、「信頼」「安心」「実績」といった、見積価格では測れない価値をお客さまに見出していただくには、コンペなどの一時的な接点ではなく、経年的に継続的な接点を持って我々を知ってもらうことが重要と考えます。
このサイト『HintClip』を通して、長期的に「どういう会社なのか」をお客さまにお伝えしていきたいと思っています。

【良かったこと3点】コンテンツマーケティングをやってみてわかったこと。

まず、この6ヶ月で感じた、「良かったこと」をご紹介します。

1.既存のお客さまからの問い合わせが増えた

『HintClip』開始直後より、既存のクライアント様から、「記事を見たけど、そんなことも出来るのね。」と別案件の引き合いをいただくことが増えました。
多くのプロモーションに携わらせていたクライアント様にさえも、知られていなかったこと愕然としましたが、コンテンツマーケティングの効果を実感することができました。

2.営業の勉強ツールとして機能した

『HintClip』では、自社のメニュー・ソリューションの他に、最新のマーケティング事例を多数掲載しています。社員たちの真面目&実直な性格もあって、掲載した記事はよく読まれていて、内容に関する問い合わせが増えました。
また、事業部方針を示す役割も果たしており、営業担当の意識づけに寄与していると感じています。

3.イベントで獲得したリードの受け皿として位置付けられた

展示会などのイベントで名刺交換させていただいたのち、営業担当からのお問い合わせとは別に、『HintClip』の最新記事をご紹介するメルマガを配信しました。メルマガをきっかけとしたお問い合わせを多数いただくことができました。
「何が課題なのか」が明確に掴みづらい新規のお客さまに対して、『HintClip』が「営業」になりかわって、色々な切り口の記事をご紹介することで「刺さる」メニュー、ソリューションを届けることが出来ました。

【しんどいこと3点】コンテンツマーケティングをやってみてわかったこと。

次に、やっていてしんどいなー、と感じたことも率直にお伝えします。

1.記事の定期的な更新

記事を定期的に更新する。こんな当たり前のことが、こんなにしんどいとは思いませんでした。コンテンツマーケティングの専任担当者あればそこまでではないと思いますが、全体企画1名、編集長1名、システム1名の合計3名ともが、実務との「兼任」担当です。
月に約10本の記事の企画・校正・校閲・サイトアップが、こんなにも大変だなんて…

特に、社員への執筆依頼と原稿回収の大変さたるや。
執筆は、依頼された社員からすると「やれたらやる業務」という位置づけです。後回しにされたあげく、逃げられる、という経験を何度もしました。今後、『HintClip』を確固たる地位のコンテンツに成長させて、「ぜひ書きたい」と言わせたいものです。

2.PVが少ない一番の悩みです。

少しずつ、緩やかに伸びているものの、まだまだ目標には達しません。
ただ、記事が蓄積されていくにつれて、ターゲットとしている方に検索され、閲覧いただけるようになった、という実感があります。
肝いりでアップした記事が全然検索されなかったり、意外な記事がものすごいアクセス数を稼いでいたりと、日々(といいつつ時々。なんせ兼任なので…)解析ツールを眺めて一喜一憂しながら、記事・サイトの改修を進めています。

3.周囲の雑音

当社は来年120周年を迎える、歴史ある印刷会社です。初めての取り組みにはみんな色々なことを言います。「こんな記事が読みたい」「あの記事はいいけど、これはイヤ」「デザインに飽きた」「〇〇みたいな記事がいいんじゃない」などなど・・・。
もちろん、反映すべき指摘も多くありますが、本当にみんな口だけで好き勝手を言います。時にはサイトの目的や方針とずれている意見も・・・。
「耳を傾けつつ、雑音はうまく受け流し、自分の信念を貫く」これがとても大事です。

一緒にコンテンツマーケティングを推進しませんか?

共同印刷は、今後、人々が商品・サービスを選択するにあたりコンテンツマーケティングが非常に重要な役割をもつと考えています。
そこで本年3月、コンテンツマーケティングを日本でいち早く広めている株式会社イノーバと業務提携を行いました。コンテンツマーケティングを中心としたデジタルマーケティングと、当社が長年にわたり培った紙媒体を含めた販促ソリューションとを組み合わせることで、企業の新規顧客獲得やブランド構築、効果的な販売促進をご提案していきます。

我々は、「デジタル」と「紙」の融合で生まれる、新しいデジタルマーケティング・ソリューションで、ワクワクする未来を作っていきます!
知ってほしいコトを「Web」で見つけてもらう⇒手元に届く「情報誌」や「DM」で好きになってもらう⇒新しいアイデア・情報を発信して「Web」で知ってもらう⇒「店舗」に足を運び「POP」に興味をもってもらう・・・・そんな好循環を一緒に作りませんか?

「独自のデジタルマーケティング・ソリューションの開発で、コンテンツマーケティングの(株)イノーバと業務提携」 
共同印刷プレスリリースはコチラ

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