「インスタ映え」を狙え!?SNS時代の店頭ツール開発を考える

近年になって、10代後半~30代の若い女性を中心にInstagram(インスタグラム)のような写真・動画を中心としたSNSが人気を集めるようになりました。Instagramに投稿した際に見栄えのよいビジュアルを表す「インスタ映え」という表現は、いまやちょっとした流行語のようになりつつあります。

この記事では「インスタ映え」とは具体的にどのようなことかなのかを説明したうえで、「インスタ映え」を狙うユーザの心をつかむ店頭ツール開発について考えてみたいと思います。

「インスタ映え」ってどんなこと?

「インスタ映え」とは、Instagramに投稿したときに見栄えがよく、人目を惹くモノやシーンをあらわす言葉。
ビビッドな色合い、可愛らしい形、写真映えする風景など、「Instagramに投稿してフォロワーに見せびらかしたい!」という気持ちをかき立てるビジュアルを持つものに対して、「インスタ映えするアイテム」「インスタ映えする景色」「インスタ映えするシーン」というような形で用いられます。

インスタ映えする写真を撮るためのさまざまなテクニックや、そのために用いるライトや自撮り棒などのツール、画像加工用のアプリなどもいろいろと開発され、「インスタ映え」はちょっとした社会現象になりつつあります。

「インスタ映え」に命をかけるSNSユーザ

Instagramは写真の共有をメインテーマとしたソーシャルネットワーキングサービスで、日本では10~30代の若い女性を中心に2015年頃から人気が高まり始めました。渡辺直美をはじめ女優やモデルなどのタレント陣が積極的に活用しはじめたのも、Instagram人気に追い風を吹かせた一因といえるかもしれません。

Instagramのユーザのなかには、投稿した際に見栄えのいい、いわゆる「インスタ映え」する写真が撮れることを重視して行動する人が少なくありません。SNSによるコミュニケーションが日常の延長線上にある彼らにとって、フォロワーに称賛される投稿をするのはとても重要なことなのです。

「インスタ映えする写真」を撮ることだけを目的に飲食店に入店し、出された食べ物や飲み物を無駄にするなど、インスタ映えに絡んだ問題もチラホラと指摘されつつありますが、そうした問題が起こるほどに勢いのある領域なのだと考えることもできるでしょう。

インスタ映えする商品・店頭ツール開発のポイント

そんなInstagamユーザの気を惹くのは、思わず誰かに披露したくなるようなビジュアルのモノ・コト・シーン。

色や形が可愛いらしいパッケージに入った商品、あっと驚くような形の食べ物、非日常的な店内装飾などが「インスタ映え」するビジュアルとして彼らに好まれます。こうしたモノやシーンを目にすると、「あっ、これインスタにアップしたい!」と瞬時に思うのです。

これからの店頭マーケティングにおいては、こうした若い世代の心理を理解したうえで、店頭ツールや商品パッケージの開発に役立てていく姿勢が求められます。

「インスタ映え」に繋がるキーワードには「カワイイ」「綺麗」「クール」などさまざまなものが考えられますが、共通するのは、思わず「これ、フォロワーに見せたい!」と思わせる何かがそこに潜んでいるという点です。

逆にいうと、自社商品の主要ターゲット層がどんなモノ・コトを「誰かに見せたい」と感じるのかを紐解いていくことが、インスタ映えする店頭ツール開発のヒントとなるのではないでしょうか。

「インスタ映え」に踊らされないこと

写真や動画がSNSに投稿され、シェアされることによって情報が拡散されるのは、もはや当たり前のこととなりつつあります。誰もが誰かに何かを「見せたい」、見せたものによって「賞賛されたい」と考える時代において、「見栄え」を意識した商品開発の重要性はますます高まっていくでしょう。

とはいえ、「インスタ映え」にとらわれるあまり、自社本来のブランドカラーを損なうようでは本末転倒です。「ここまでは譲れない」という境界線をきっちり引いたうえで、CRMやマーケティングオートメーション等で蓄積したデータからターゲット層の趣味・嗜好を正しく導き出して、自社にとって正しい形の「インスタ映え」を模索してみてください。

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