「スマホ×紙媒体」のトレンド AR(拡張現実)が紙を救う?

高度にデジタル化された社会において、チラシ、DM、看板、雑誌や新聞などの販促における紙媒体は、どうしても影が薄くなりつつあります。紙媒体を継続して活用していくには、そのままではむずかしく、何かプラスアルファが必要になってきています。
そこで今、多くの企業で活用されはじめているのが、紙媒体にマーカーを埋め込み、それをユーザーにスマートフォンで読み取ってもらうことで、追加情報や動画を展開するAR(拡張現実)。この「紙媒体×AR」のトレンドを、具体的な活用パターンと共にご紹介します。

■トレンドの「スマホAR×紙媒体」とは

スマホ×紙媒体といえば、Webサイトへ誘導する流れはよくありました。チラシやポスターにQRコードを印刷しておき、それを携帯電話やスマートフォンで読み取ってもらい、公式サイトに誘導するといった手法です。しかし、これだけではインタラクティブな情報の見せ方があふれる中、消費者からの注目と関心を勝ち取っていくことはむずかしいものです。
また制作会社の立場からしても、ただ「チラシを作りませんか?」とクライアントに投げかけても、なかなかなびいてくれないのが現状です。 

そこで「スマホ×紙媒体」をより動的に、ユーザーを楽しませる「AR(拡張現実)」を利用した方法が注目されています。

■AR(拡張現実)とは?

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ARとは「Augmented Reality」の略称で、「拡張現実」と訳されます。現実世界の空間を拡張するという意味があります。2次元の静止画や3Dの空間として現実を認識し、その現実を広げます。
よく「VR」=「Virtual Reality」と比べられることがありますが、VRはバーチャルなので、非現実の仮想世界を広げていきます。このVRと比べて、ARはあくまで私たちのいる現実世界を広げるものになります。

ARは、GPS機能を使って今ユーザーがいる位置を認識して有益なコンテンツを表示させたり、マーカーという印をユーザーにスマホで読み取ってもらうことで、動画などのプラスアルファの情報を提供したりします。

■AR×紙媒体の販促活用パターン

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ARは紙媒体を活用する販促として、具体的にはどのように活用できるのでしょうか。早速その例をみていきましょう。

1.GPS機能でスタンプラリー!

観光業界や地域復興の周遊促進のために使えるのがこの手法です。各店舗や観光地にスタンプラリーポイントを設置し、チラシなどにマーカーを掲載しておき、訪れたユーザーにスマホをかざしてもらってスタンプをためてもらいます。
また、指定の地域でスマホを起動すると、GPSの情報を元に、そこでしか取得できないレアコンテンツを取得できるという方法を併用することもできます。

2.グルメフェスのチラシで行く前からグルメ動画で食欲を増進!

グルメフェスなどは、事前の告知がポイントに。おいしそうなグルメ動画をチラシにスマホをかざせば閲覧できるようにします。単にチラシを配るよりも、ユーザーのフェス参加への熱が高まります。

3.商品パッケージで楽しめるコンテンツを提供

食品などの商品パッケージにマーカーを印字しておき、スマホで読み取るとその日の運勢を表示する、その商品のアレンジレシピを表示するといったことも可能です。商品自体は特典付きということで販売促進にもなりますし、ファン育成にも役立ちます。

4.雑誌のコンテンツを強化

タレントやアーティストのインタビューが掲載されている雑誌で、そのインタビュー中のリアルな動画が、スマホをかざすと見ることができるようにします。ファンにとってはレアなコンテンツとなり、販売促進につながります。
また、女性誌などでストレッチやヨガなどの方法を図解しているページなら、ARにより動画で動きを見せるという手法で、より分かりやすく見せることも可能です。

まとめ

このように、今、ARによって紙媒体の可能性が広がりつつあります。「スマホAR×紙媒体」は実にバリエーションが多いのが特長です。これからも、どんどんさまざまな手法が組み合わされ、さらにインタラクティブになっていくことでしょう。ユーザーの関心を高め、存分に楽しませるコンテンツづくりの一つとして、ぜひ参考にしてみてください。

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